散文と旋律の無い複数の音声のための12の幻想的なフーガ ...for oedipus rex /a;...for oedipus rex #070



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



#07//そうだろう?/だって、…どう?/破滅をもたらさない謎かけが/存在を…どう?赦されていいものだろう//

と、返り見て

   ざわめ

      あっ。やめて

すぐさまの

   え?

      あっ。やわらかすぎて

けもの。翼ある獅子と蛇尾の

   ざわめいているん…

      あっ。やさしくさえ感じられなかっ

けもの。その

   微風に

      か。かった吐息を吹きかけな

微笑。と、

   と、

      とと

         微笑?

やわらかな

   と、

      とと

         おっ!と、そう呼ばれるべき

ささやきの、

   と、

      とと

         微笑?

声の

   と、

      とと

         おっ。ええ、あいまいなゆがみ

さわ

   しても、いい?

わっ

   まばたきを

さわぎあうなめらかな耳ざわりに、…はっ。波紋は

   と、唐突な

      聞こえた?この

まばたいていた。至近に、

   懐疑が

      胸の、そう

光源が

   ええ。ふと

      高鳴り…あ!

明滅したかに。波紋。彼女は

   はっ

あえて、

   はっ

沈黙して仕舞ったたことばのむれををもはや完璧に喪失したまま笑みをたやさない。謎を、

   ひかりは

      おっ

         ええ、

解かれて仕舞えば

   あくまでも。時には

      おっ

         苛烈であるべ…ね?きだ

死んで仕舞うしかない事実を、あるいは

   苛酷であるべ…ね?きだ

      おっ

         時には、あくまでも

知っていたのだろうと

   と?

      おっ

         翳りは

けもの。翼ある獅子のけもの。彼は、彼女の死滅のあとにこころのうちにだけ独り言散た。本当かどうかは

   つばさよ

      後悔を?

知らない。とまれ、

    はためきをやめた

       どうですか?

死滅するには違いない以上、

    つばさよ

       きみは

知っていようが知っていまいがすでに熟知されていたにひとしい。

   そうだろう? ;contrapunctus à 4

    渇きを!

   だって、…どう?

    この、…ここに執拗な

   破滅をもたらさない謎かけが、あっ

    渇きを!

   存在を…どう?赦されていいものだろう


   か?


   と、

      風?いいえ

    破滅は、つねに

     ふいに…と、

   と、

      われわれはいまだに

    うつくしくなければならな、圧倒的に。い、と?

     お!急旋回。かつ

   と、つまり

      生存している、…が

    うそぶくがいいよ。その

     上昇。いきなりの

   詩人たちは…そう


   どう?


   ささやいたものだろう?あれら

    いっさいの知性を

     澱む。そう

   無能を窮めた

    得られなかっ。かっ。…ええ、た。目に

     わたしは

   できそこないたち


   どう?


   そうだろう?

    餓えを!

   だって、…どう?

    この…え?ここに執拗な

   悲惨をなんら実現しない謎かけが

    餓えを!

   存在を、…どう?あっ。赦されていいものだろう


   か?


   と、

      発光?いいえ

    悲惨は、猶も

     ふいに、…と。どうだ!

   と、

      われわれは執拗に

    ひたすらになつかしくしかあり得なかった、と?

     お!急降下。かつ

   と、つまり

      生き延びている、…が

    うそぶくがいいよ。その

     まえぶれのない滞留

   詩人たちはそう


   でしょう?


   ささやいたものだろう?あれら

    須臾の明晰にも

     濁る。そう

   愚昧を窮めた

    鼻孔に。ふれられなかっ、かっ、その

     わたしは

   卑怯ものたち


   あっ!


   ざわめき? ;antiphona

      あっ!

    見ていたね?

     どう?

   あるいは、と。思った

    あなたは

     そうだろう?

   わたしは、いま

    くすりゆびを

   この時にはせめて


   そう、巧妙に

    こころを、だ。わたしは

   やわらかにまげて

    ざわめかせてつづけていいるべき

   微光が、この

    だ!そうだろう、

   わたしの頭髪に


   と。たとえば

    流れていったのを

   それら、らっ。ひびきあう

    おっ

   声は。たしかに

    見ていたね?

   じぶん自身の


   あなたは

    かつ

   くちびるに

    他人のものであるとしか思えない

   そう、あまりに微細に

    無縁。しかも

   白濁を散らして


   どう?あるいは

    微光が、ええ。この

   赦しがたい?

    ひたいに、わたしの

   声。声。声。その

    はじけて仕舞うのを

   圧倒的にぶ厚く


   おっ

    強靭な、しかも

   ふれようとしたね?

    任意の集合

   あなたは

    感情がないん

   睫毛を


   まさに、あきらかに

    そう、柔和に

   炸裂?すべき

    明確に翳らせ

   感情がないん、…いいえ

    微光が、あっ。この

   あえて


   鼻すじに、わたしの

    気づかれはしなかっただけだと?だから

   こぼれてゆくのを

    あまりにも

   おっ

    いたましすぎて

   見ていたね?その


   冷静な、…あくまでも。まなざしに

    きみは。どう?

     そう、

   あ、 ;attacca;canon à 4


   空が

     音楽に聞こえて

    色褪せた、…そう

      赦せたの、かな?

   空を

     と。ふと、唐突に

    無防備なほどにも

      ね?…きみは

   空に

     わたしたちには

    すれすれに、そう。あなただけの

      ん?微音

   空は


   色褪せて、…そう

     いまや

    ささやきは

      微音

   無防備なほどにも

     も。…ん?

    あなたの至近に、けっ

      あまりにやわらかな

   失神するのでしょう

     ため息で、…ね?さえ

    ね?

      ささやきで、そう

   空が。もうすぐ


   ささやきで、きみは

     とぎれとぎれの

    残したん、痕跡を。だから

      轟音たちのある意味凄絶な乱反射のさなか

   謎をかけたにも…え?似せて…え?仕舞っ

     あまりに、た。やわらかな

    微風に、清冽な

      からまりつづけた

   ささやきで、ええ

     ささやきで、そう

    わたしは

      え?微音たちの

   ね?


   わたしたちさえ

     ほとばしりはじめた

    ささやきでさえも

      轟音のなか、…ええ

   色彩を感じて

     ね?

    やわらかな、あまりに

      謎をかけらたにも似て思えた

   微風に、清冽な

     え?微光?…放っ

    ささやきで、そう

      わたしたちでさえもが

   あざやかな


   いじってすらい、…らsつ

     空が

    らっ。憂鬱な日々に

      も。…含め、

   きみは、わたしをも

     空に

    か?これら

      解き放つ、無音の須臾を

   それだ!やわらかな、あまりにも

     空は

    あたえて仕舞っただろう、…傷みを?

      時に。わたしたちが

   ささやきで、そう


   あ、


   空が

     音楽に聞こえて

    ゆらめきつづける

      ふれられましたか?

   空を、らっ

     せつな…られらっ。い、ばかりに

    無謀なほどにも

      きみも…どう?

   空に

     わたしたちには

    あなたの…だけに?そのすれすれ

      ん?微音。…いっ

   空は


   ゆらめきつつも

     いまや

    ささやきは

      微音

   無謀なほどにも

     んっ。…も

    至近に、あなたの

      あまりにあどけない

   炎上するのでしょう

     ため息で、…ね?さえ

    ね?

      ささやきで、そう

   もうすぐ、ええ。空が


   ささやきで。きみは

     やや、いたましい

    痕跡を…どこ?残した。だから

      轟音たちの共鳴のさなか

   謎を。え?かけたにも似せて仕舞っ

     あまりにあどけない

    微風に、…った。憂鬱な

      はじきあいつづけた

   ささやきで

     ささやきで、そう

    ささやっ…わたしは

      ええ。微音たちの

   ね?


   わたしたちさえ

     昏みはじめた

    ささやきでさえも

      轟音のなか、…ええ

   色彩を感じて

     ね?

    あまりにあどけない

      謎をかけらたにも似て思え

   微風に、…った。憂鬱な

     放っ…あっ。微光にさ

    ささやきで、さえ。そう

      わたしたちですらもが

   あざやかな


   なぶっ…ら。なぶっていたから

     空が

    俊敏な、あれらすみやかな日々にも

      も。…含め、どう?

   きみは、わたしを

     空に

    か?これら

      解き放つ…もう?ため息を

   あまりにあどけない、ん?…それ

     空は

    傷みをあたえて仕舞っただろう、

      わたしたちが時に

   ささやきで、そう


   あ、


   空が

     音楽に聞こえて

    飛び散り交っ…なに?た

      聞こえましたか?

   空を

     かなしいくらいに

    ええ。無細工なま…やめて。までにも

      きみも、ほら

   空に、らっ

     わたしたちには

    すれすれに、あなたの

      ん?微音。ん?

   空は


   飛び散りながら

     いまや

    ささや…いい?きは

      微音

   無細工なまでに

     も。…ん?

    もう。そう、あなたの至近に

      あまりにすばしっ

   え?倒壊するでしょう

     ため息で、さえ

    ね?

      ささやきで、ね?そう

   もうすぐ、ねっ。空が


   ささやきで、だれ?きみは

     ためらいがちの

    痕跡を残した。だから

      轟音たち。あれら野放図な無際限のさなか

   謎をかけたにも似せて仕舞った

     あまりにすばしっ

    微風に、こ。こっ、かつ俊敏な

      とけあいつづけた

   ささやきで

     そう。ささやきで

    わたしは

      ええ。微音たちの

   ね?


   わたしたちさえ

     ざわめきはじめた

    ささやきですらも、だ

      轟音のなか…ええ

   色彩を、ね?感じて

     ね?

    あまりにすばしっ

      謎をかけらたにも似て思えた

   微風に、俊敏な

     放っ…ん?微光に放っ…さえも

    ささやきで、そう

      わたしたちですら、らっ

   あざやかな


   いじめ抜いたから

     空が

    清楚な日々にも

      も。…含め、もう

   きみは、わたしを

     空に、どう?

    か?これら

      解き放つ、衣擦れを

   あまりにすばしっ…放つ。こい、ん?

     空は

    傷みをあたえて仕舞っただろう、

      わたしたちが…ね?時に

   ささやきで、そう


   あ、


   空が

     音楽に、あ。聞こえて

    かぞうべくない

      気づき…あっ。ましたか?

   空を

     あっ!ひたすらにやさしい

    無慈悲なほどに

      きみも、…そう

   空に

     わたしたちには

    あなたの、そのあやういすれすれ

      ん?…にっ。微音

   空は


   かぞうべくなく

     いまや

    ささやきは

      微音

   無慈悲なささやっ。ほどに

     も。…ん?

    あなたの至近に

      あまりに克明な

   増殖するでしょう

     ため息で、…ね?さえ

    ね?

      ささやきで、ねねっ。そう

   もうすぐ、空が


   きみは、ささやきで

     まだるっこしい

    痕跡を残した。だから

      轟音たちの赤裸々のさな

   謎をかっ。かっ。けたにも似せて仕舞った

     あまりに克明な

    微風に、透明な

      かさなりつづけた

   ささやきで

     ささやきで、ささや

    わたしは、そう

      ええ。ささっ、微音たち。あれらの

   ね?


   わたしたちさえ

     むせかりはじめた

    ささやきですらも

      轟音のなか、…ええ

   色彩を感じて

     ね?

    あまりに克明な

      謎をかけらたにも似て思ええ、いたいけないこの動揺

   微風に、えっ。透明な

     放った微光にさえも

    ささやきで、そう

      わたしたちでさ、さ、

   あざやかな


   いたぶっていたから

     空が

    透明な日々にも

      も。…含め、

   きみは、もう。わたしを

     空に

    か?これら

      解き放つ、ささやきをも?

   あまりに克明な、ん?…それ

     空は。らっ

    傷みをあたえらっ。て、仕舞っ

      らっ。わたしたちが時に

   ささやきで、そう


   あ、

    あ、

     あ、

   ええ


   空が

     音楽に聞こえて

    色あざやかな

      感じま…どう?した

   空を

     か?なやましい、やや

    無慚なほどにも

      きみも、…ね?

   空に

     わたしたちには

    あなたの、そう。そのすれすれにだけに

      ん?微音

   空は


   ん?


   色あざっ。…ええ、やかに

     いまや

    ささやきは

      微音。んっ

   無慚なほどに

     も。…ん?

    あなたの、も。至近に

      も。もう!あまりにも繊細な

   発光するでしょう

     ため息で、…ね?さえ

    ね?

      ささやきで、ん。そう

   もうすぐ、空が


   あっ


   きみは、ささやきで

     とまどいがちの

    痕跡を残した。だから

   謎を、ん?かけたにも似せて仕舞っ

     あまりにも…そう?繊細な

    微風に、ええ。透明な

   ささやきで

     ささや、え?

    ささやいて!わたっ

   ね?


   わたっ


   し、た。…ん?ちさえ

    ささやきでさえも

   色彩を感じて

    あまりにも繊細な

   微風に、透明な

    ささやきで、そう

   あざや

   いたぶっていたから

   きみは、わたしを

   繊細な、あまっ。ん?…それ

   ささやきで、そ


   あ、


   空が

   ん?…ええ、

   らっ










Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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