カミーユ・C、留保なき絶望とその絶望的なまでの強度 ...for Jean-Baptiste Camille Corot /b;...for oedipus rex #053



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。




#04//感じた、と。でも?/いまさら孤独を/孤立を?まして/悲しみを。そう//

と、

   絶叫!…の、

      え?

         まだだよ

波紋。醒めた

   ような、ささやかな

      え?

         だって、ぼくらは

口蓋を、そっと

   数秒

      え?

         眠りをいまや擬態した

覆った。慎重に。かたわら、はやすぎる朝の波紋の目覚めに真魚をまで道連れにしたくはなかったから。

   朝が

      あ

真魚は、

   やさしい朝が

      あ

彼。彼は、

   きみには

      あ

彼に

   ね?似合う

      あ

固有のひたすらな無意味を生き続けていればいい、

   顫動

      ちぢまる?

         微細な、

と。

   お

渡日と、

   え?

      お

ほぼ

   ええ

      え?

         お

入れ違いに引退した真魚の母から真魚が権利を譲られた桜苑マンション。その地下1階。そしてそこにぶちこまれた絵画。放置の別名としてだれも返り見ないという意味で厳重に保管された蔦川葛の

   好き?

贋作。および

   これ?

引取るしかなかった春雨の

   好き!これ

      そう?

         青が、

タブロー。遺作の

   なんか、こころが

      さ。でも意外に

         ハルは

群れ。それらを、

   軽くなってく、

      粗いんっ…だから。だっ

         青が、さ

時々に

   ね?

      見てる、ね?風景が

         好きなの?

売りさばいて波紋と真魚は生活してゆく。ある意味でおそるべき富豪。すさまじい資産家。つかうあてもない厖大な金額を、ブローカーたる沖津弘樹が口座にとめどなくぶちこんでゆく。あの、

   好き?

      おれって、さ

         好き?

むかし変わり種ホストだった男。おなじ町で、

   臭気。町の

      昏いから、さ

体を売っていた波紋を

   と、唐突に名残った

      意外に、さ。ここ

彼は、なぜか

   フレグランスの

      町中が、なんか地味

愛した。これ以上なく真摯に。その出逢いのはじめは、むしろ波紋のほうが熱心な客だったにしても。とまれ、いまや波紋には、まして真魚には時間はつとめて浪費され、つとめてやりすぎされてゆくだけのものにすぎない。こころを残すべき、あるいは肉親はかたわら、依り添うしかない真魚以外には沙羅ゝしか

   パパって、さ

      愛を

         やめて。なんか

いない。

   呼んだほうがいい?

      そう。永遠の

         独りごと、いきなり

真魚でさえ、もう

   あなたを

      愛を

         ささやきはじめるの

ふたごたちを一度にふたりとも失って仕舞った。

   容赦なく

孤立。父母の

   はなやぎを

死。波紋は

   擬態した、

一時、正体をなくした。お母さん、…と。波紋はなんども

   かっ

      悲しみは

         あ、

叫びの

   おかっ

      いつでも突然

         あ、

強度に

   あっ

      と、侵入するかに

         あ、

ささやかれたじぶんの

   かっ

      こんにちは

         と。…喪失?

声を、みずからの耳と

   いいえ。これは

      ええ、われわれは

骨髄にも

   音響ではない

      微笑を、あえて

聞いた。Line経由の「わたし、」

   不幸って、ね?

通知。「壬生先生の教え子です」

   じぶんで、さ

その「あの…」

   じぶんに、さ

女。ふるえる、「しつれいですが、」

   あたえるものだから

声に、「娘さん?」

   ね?

高田です。…と、そう名乗った女は波紋へのさげすみを

   かつ、妥協のない

      ああ!響きのな

隠さない。

   憐れみと

      な。叫喚の、いっ。日々よ

お父さん、

   共感

      ああ!手遅れの

と。波紋。耳に故意にやさしい高田のささやきは繰り返されるたびに彼女の舌にだけつきささる悔恨のような、明瞭な不快を撒き散らして仕舞う。そん、…え?死んじゃっ

   え?

と。…た、

   なに?

え?…ねぇ、

   な、

「お父さんと

   ん?なに言ってん

お母さん、死んじゃったんだよ?」すでに

   叫ぶ

      渾身の

         残響?

半時間で

   わたしが

      全身全霊の

         残像?

もてあましぎみの

   泣くんっ

真魚。われを忘れた波紋の、必死の縋りつく腕は真魚の心情には鈍感だった。または意図的に。実父たる波紋は、事実、たしかに

   愛?そう

      抱きしめて!

生きて腕に

   そうと、あえて

      もう、ね?もう、ね?

波紋を

   呼んでいるべき

      きみしか

だきしめていたのだか

   いっ

      いな、

ら。

   感じた、…と。でも? ;contrapunctus à 4

      きょうは、ね?

    そう?

     肉体が、その

   いまさら孤独を

      おいしい、おい

    ええ。そうと

     この朝に。猶も

   孤立を?まして

      おいしいごはんを

    でも、…え?

     ゆるいみなもに

   悲しみを。そう


   わたしに、わたしの

      つくってあげよう

    傷み。すでに

     そう?

   かなしみが。もう

      たくさん、きみに

    わたしにたちにはふれることができはな

     ええ。そうと

   満天。綺羅めく

      たべさせてあげ

    な、…ん?

     でも、…え?

   雨のようにも


   いい。降りそそいで仕舞えば

      そう?

    いっ

     うかべられた、…かに

   いい。の、いっ

      ええ。そうと

    いっ

     ゆるいみなもに

   いいのに、わたしは

      でも、…え?

    いいえ!違うん

     ゆられていたか、に

   わたしたち。…完璧に、あるいは


   力強いものたち

    どう?

   そう?

    ええ。そうと

   どう?

    でも、…え?

   でしょう?


   思いのほか、


有罪…と?この ;responsorium à 2

   いちども、かつて

    終わらない。だから

   自虐になどは

    わたしも

   落ち入りなどは

    ね?きみも

   しなっ


あるいは…た。無垢な

   しなかったものたち。あれら

    懊悩も、その

   力強い、むしろ

    不死。いわば

   破廉恥なものたち


できそこないを?

   その、…見よ

    永遠の、そう

   絶望を。末期の


有罪…と?この

   いちども、かつて

    滅びない。だから

   自死になどは

    わたしも

   思いをなどは

    ね?きみも

   かたむけなっ


あるいは…た。恥知らずの

   な。なかったものた、あれら

    歓喜も、いっ。その

   力強い、むしろ

    不死。いわば

   ぶざまなものたち


無許可物を?

   その、…聞け

    永遠の、そう

   つぶやきを。末期の


有罪…と?この

   いちども、かつて

    壊れない。だから

   呵責になどは

    わたしも

   襲われなどは

    ね?きみも

   しなっ


あるいは…あっ。無能な

   なっ、…なんで?ち。あれら

    苦痛も、な!その

   力強い、むしろ

    不死。いわば

   醜悪なものた


なら…ちっ。ずものを?

   その、…ふれよ

    永遠の、そう

   発熱に。末期の


有罪…と?この

   いちども、かつて

    消え去りもしな、ら

   自嘲にすら、…は

    わたしも

   わななきな、…え?

    ね?きみも

   んだっ


あるいは欠損の

   だだ。だ!だ!あれら

    安堵も、その

   力強い、むしろ

    不死。いわば

   みずぼらしいものた


   あっ


い…ち。きものの恥を?

   その、…ええ

    永遠の、そう

   絶望とさえ謂い得ないだろう、









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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