愛すべき、ある蠱惑。獅子。鷲。そして蛇;パルティータ #03;...for oedipus rex #004
あなたはわたしに ;antiphona
と、ふと
見つめられながら
覚えてる?きみは
こときれてもいい
微笑を。わたしの
吐血しながら。虹彩を
きみがかつて
昏ませながら。そう
やわらかな日射しに
それは、そう
ななめの照射に
それは、まるで
くちづけようとさえ
逆光に視力を
頬は、やがては
うばわれたかに
きみのくちびるに
一瞬にして、その
体腔をひらいた
須臾にだけ
と、ふと
あなたはわたしに
覚えてる?きみは
見つめられながら
あの、残酷な
こときれればいい
きみ自身の嘲笑
叫び声をさえ
やや、それは
咬みころしながら
自虐的な
逆光に網膜を
せつないほどに
傷つけられたかに
いたましいほどに
聞かないでおこう
その
叫ばれかけたその、
自虐さえ、そう
息のこぼれた雑音も
わたしは愛した
あなたはわたしに
と、ふと
見入られながら
覚えてる?きみは
こときれるがいい
逸らされた
わななきながら。背筋をも
まなざしを。きみに
のけぞりかえらせ、そう
あの冷酷に、ぼくは
それは、そう
ひそかにささげようとした
それは、まるで
雨の紫陽花の
容赦ない宿命に
花弁に含まれた
飲み込まれたかに
人殺しの毒
一瞬にして、その
毒の破滅を
猛威に、狂おしく
と、ふと
あなたはわたしに
覚えてる?あれは
見つめられたまま
あの花々は
こときれさえすれば
擬態された花
いい。いっ
錯視であった
いっ
錯誤であった
いっ
錯乱であっ、…でしょ?
いっ、…ね?
あれらかぐわしい
あなたには運命など存在しない
色彩。むらさきの
知っ、…なぜなら
あれらは花弁ですらもなかっ
あなたは、破滅されるべき
きみを裏切った
価値すら、…に
と、ふと
見つめられながら
覚えてる?きみは
こときれてしまえ
裏切ったのだっ
とっくにわたしが
わたしをも。きみの
死に絶えたあとで
存在そのものを
あなたに宿命は
裏切りとして
きらめきはしない
ぼくが見出したその一点でのみ
破滅するべき
致命的に
価値さえもなく、ただ
決定的に
朽ちてゆくべき
いまでもきみは
肉体もなく、そう
と、ふと
あなたはわたしに
覚えてる?きみは
見入られたままで
ささやき声で、そう
こときれてしまうが
わたしを壊した
運命は、われわれに ;intermezzo
あ、
苛酷であれば
しま、
凄惨であれば
まう、が
残酷であれば
あ、
ね?よかっ
そう、いまや
う。まう、
あっ…が
こときれて、そう
うっ。まう
あっ…が
ま
し、い。仕舞う
ま。う、ま
あ
が、しま。し
まう、が ;passacaglia à 3
いっ
ま
いい。ま
いいえ。わたしも
ま
まう、が
一瞬にさえ
ま
ま。いい
愛さなかった
ま。まう
ま、
あなたをは
う
ま、
この、そう
ま。まう
ま。ま
自身さえ
が、
が、
わたし
が、
まう
自身さえ
ま
が、しかも猶
もっ
ま
あなたは
もっ
ま
わたしも
おっ
ま
新鮮な風の
おっ
ま。まう
風の吹くほうに
おっ、…そう
う
すみやかな、そう
値しないん
ま。まう
息吹きに、…ね?
おまえは、おれに
が、
まあたらしい
憎まれるにさえ
が、
大気を吸おうよ。吸ってし
値しな
ま
まう、が
な、…ええ
ま
いい。ま
慎重に、ことばなら
ま
まう、が
選んでおけよ。おまえは
ま
ま。いい
おまえに、苛烈に
ま。まう
ま、
そう。激怒されたりなどしないですむように
う
ま、
あなたは
ま。まう
ま。まう
いわば
が、
が、
異物。破廉恥。しかも
が、
ま。まう
わずかに
ま
が、ついには
恥知らずでもあ
ま
そう。わたしたちは
あっ
ま
たぶん、ね?
あっ
ま
絶望しきって仕舞うなどと
壊して
ま。まう
と、謂うことなど
傷めて
う
自死とは。いわば
あっ
ま。まう
安楽死にすぎな、…え?
いたぶって
が、
なおも、すみきった
いじめて
が、
大気を吸おうよ。吸ってし
あっ
ま
まう、が
あっ
ま
いい。ま
つめを?そう
ま
まう、が
すべてじぶんで
ま
ま。いい
引っこ抜いて、さ
ま。まう
ま、
ごらんよ。いま
う
ま、
ね?
ま。まう
ま。ま
ぼくがあいまいに
が、
が、
両目をそらし得て
が、
まう
いる間、そっと
ま
が、だからこそいま
おっ
ま
あなたは
おっ
ま
わたしを
おっ
ま
ね?見つめていたいね?
おっ
ま。まう
見つめ続けて、しかも
嘔吐?あなたは
う
いやされる須臾もなかった
穢らしいん
ま。まう
まなざしに
ん?
が、
あけひろげた瞳孔に
穢らしいと言いたくもないほ
が、
大気を吸おうよ。吸ってし
おっ?
ま
まう、が
穢すぎるん
ま
いい。ま
ん?
ま
まう、が
ん?
ま
ま。いい
みずからの吐瀉物に
ま。まう
ま、
急激な窒息を
う
ま、
どう?
ま。まう
ま。ま
きみに、生涯は
が、
が、
満ち足りてい
が、
ま。まう
い、
ま
が、ささやき声を
いいえ!
ま
そう。だれもが腰の
いっ
ま
あいまいな下方に
いっ
ま
落として仕舞っ
いいえ
ま。まう
ささやき声が
いまだに
う
ほら、いまや
ええ、われわれは
ま。まう
発酵のはてに
いきいきとしてい
が、
毒を吐く。みずみずしい
て、
が、
大気を吸おうよ。吸ってし
え?
ま
まう、が
えっ
ま
いい。ま
え?
ま
まう、が
ええ、そう
ま
ま。いい
すがすがしい大気は
ま。まう
ま、
いま、すさまじい
う
ま、
暴流ともなって
ま。まう
ま。まう
おれたちをさえも
が、
が、
飲み込んでしま
が、
まう
ま、
ま
が、にもかかわらず
だっ
ま
誰も訴えはしないだろう!
いっ
ま
危機など
だっ
ま
危急!
だっ
ま。まう
あやうさをなど、…もう
だ、ろうが、
う
すでにあなたは
だ。にもかかわら
ま。まう
わたしをも含め、…ね?
ず、
が、
見棄てられてい、…そう
うっ
が、
大気を吸おうよ。吸ってし
あっ
ま
まう、が
わたしはほほ笑んでいられるだろうか?
ま
いい。ま
あなたが世界を
ま
まう、が
世界ごとあなたを
ま
ま。いい
呪うときにも
ま。まう
ま、
も、
う
ま、
呪詛するときにも
ま。まう
ま。ま
も、猶も
が、
が、
きみはぼくを
が、
ま。まう
すてきだと?
ま
が、ついには
猶も
ま
そう。わたしがあなたを
お、…え?
ま
たぶん、ね?
お、
ま
見つめたまま、この
もう、
ま。まう
わたしの両目をえぐるときには
お
う
えぐりだすときには
圧倒的に、われわれは
ま。まう
ゆびさきよ。あえて
圧倒的な、あっ
が、
鳥たちのくちばしを擬態せよ。そう、
圧倒的、あっ
が、
大気を吸おうよ。吸ってし
強度を以てほほ笑みをさらす
ま
まう、が ;intermezzo
ま
ええ。われわれは
まま、ま
いい。ま
あ、
猶もうつくしい
んま、ま
まう、が
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