散文とフーガ//みなもには/月。花。綺羅ら/綺羅も蝕/も、蝕。綺羅ら//#02-01
旋律のない複声のための詩。いまだ書かれていない散文作品のシノプシス
散文とフーガ//みなもには/月。花。綺羅ら/綺羅も蝕/も、蝕。綺羅ら//#02
みなもには ;tema
月。花。綺羅ら
綺羅も蝕
も、蝕。綺羅ら
みなもには ;aria
月。散り、花ら
ふらり。と、月は
花に、ほら
ら
花隠れ。月に
蝕。花に
みなもには
蝕。月の
蝕。花に
蝕。月ひかり
みなもには
蝕。花の
蝕。綺羅が
消した、あの
色彩は?花の
どこへ?綺羅めきが
ん?
ゆらぎ。またたきの
蝕。月に
蝕。花に
またたき、ゆらぎ
ゆらぎあいつづけ
蝕。…ね?
蝕
あざやかにしろく、しろくあざやかにだから花。その花の花弁ひとつが散った。散り、その水に散った。散り、ゆれ、散り、ふれ、散り、ふるえ、ふるる、ゆれていた花は花。その花の花弁。ひとつが月を隠した。隠し、ふれ、隠し、みなもに覆い、隠し、覆われ隠せばゆれ、ゆら、ゆらぎあいながらみなもに蝕。月に花の蝕。…に、 ;recitativo
あざやかに
落ちて。ほら ;contrapunctus à 3
なに?
残酷に?
しろく、しろくあざやかに
ななめに…も
ひかりが。ほら
冴え切っ、または
だから
まっすぐに…も
清潔に。または
ひかりが。ほら
花。その
落ちて。ほら
冷酷に?
なに?
花の花弁ひとつが散った。散り、その水に散った。散り、ゆれ、散り、ふれ、散り、ふるえ、ふるる、ゆれていた花は
ね?もう
みなもさえも、が
花。その
立ち去らないか?…ね、
まだ、すみきっているうちに
花の
もう、ね?
わたしたちも、が
花弁。ひとつが月を
ね?
隠した。隠し、ふれ、隠し、みなもに覆い、隠し、覆われ隠せばゆれ、ゆら、ゆらぎあいながらみなもに
綺羅めきが。もう
笑みを、あなたの
蝕。月に
うつくしすぎて。…ほら
記憶しておこう。その
花の
色彩さえ、も、綺羅
笑みをも
蝕。…に、
ら、
きら
ら、め
ね?
0コメント