散文とフーガ//ふれるがいい/ふれ、/ふる、…え?ふり/そそぐのだから//#02



旋律のない複声のための詩。いまだ書かれていない散文作品のシノプシス



散文とフーガ//ふれるがいい/ふれ、/ふる、…え?ふり/そそぐのだから//#02


   ふれるがいい ;tema a

   ふれ、

   ふる、…え?ふり

   そそぐのだから


   いい。ふれるが、 ;aria

   ふれ、

   ふる、…え?

   ふれる、が


   い、なに?いま

   ふるえかけ

   て。なに?それ。な、

   綺羅ら


   を、花と。な、名づけよう。それら

   なに?しろい、…を。な、花と、

   名を。ささ

   げ。ゆびさきは


   いい。ふれるが、 ;tema b

   ふれ、

   る、…え?

   ふれるが


   いい。なに?いま ;contrapunctus a à 4

    しろく。ただ

   綺羅め、

    いろ。しろく、それ

   なに?ふ

    ら、さまざまのしろを

   る、り


   を、花と。しろい

      ならない。まだ

    と、…え?撒き散らし

     うがつようにも。しかも

   を、花と、名を

      いまだ。見蕩れ…え?

    舞い、ざまざまに

     ささやかに。あまりにも

   げ。ささげ、ゆびさきに

      気には。見蕩れる

    しろのそれぞれを

     やさしく。花は

   るが、れ。る、が


   いい。しろく。ただ

   しろく、いろ。その

   さまざまのしろを

   しろく。…ほ


   ら。…ね?

   ら、ただ

   ほ、…ええ

   ほら、ね?


   いい。れるが、 ;tema c

   れ、

   る。ふる、…え?

   れ。るが


   いい。なに?いま ;contrapunctus b à 4

      ならない。まだ

    しろく。ただ

     えぐるようにも。しかも

   綺羅め、…ね?

      いま猶も見蕩れ…え?

    しろく、いろ。その

     あどけ、…冷淡。に、も

   それ。…な、

      気には。見蕩れる

    さまざまのしろを

     あざやかに。花は

   それ、ら。綺羅


   花。しろい

    と、…え?撒き散らし

   花、と

    舞い、さまざ

   ささやき

    それぞれを、しろの

   ゆびさきは


   いい。れ、ふれ ;tema d

   るが。ふれ、

   が、ふる、…え?

   れ、


   花に。しろい ;contrapunctus c à 4

    れ、ふ、れ

   花に、名を

    れ。ふ

   ささげ、ゆびさきに

    ふ、る、ふ

   ふれるが、…え?


   いい。なに?いま

   な。綺羅め、

   な。それ、なに?

   ら。そ、綺羅ら。れら


   に、花に、しろい

    ふ。ふる。り。ふり

   花に、名を

    り。そそぎ、ふ

   ささげ、ゆびさきに

    る。ふれ。…え?

   ふれるが…ん、


   ふ。ふる。り

   ふりそそぎ、ふ

   ふ。る。る

   ふり、ええ。そそぎ、


   り。れる、が ;tema e

   れ、

   る、…え?

   れ、


   いい。え?いま ;contrapunctus d à 4

      なれない。まだ

    散乱。しろら

     うつくしい、と。しかも

   綺羅め、

      い。見蕩れ、いまだ。…え?

    見あげれば、ただ

     疑いもな、猶も。もうなんの

   それ。なに?

      気には。見蕩れる

    横溢。しろの

     ためらいもな、…ね?く。花は

   ら。そ、綺羅ら


   ふ。ふる。ふり

   り。そそぎ

   ふ。ふる。る

   り、ふ。りそそぎ、


   ふ。ふ

    しろら。さまざまの

   り。る、ぎ、

    だ。ただそれ

   ふ。る。ふ

    ら。しろら。さまざ

   ふり、ふ、


   る。ふ

      なぜ?な

    と、猶も。…やや唐突に

     うるお、いまだ

   り。り、

      しは、わた

    まばたきかけた、と。だから

     に。かろじて?たも

   ふ。

      と、乾きかけ

    思ったのだが。まなざしが、この

     た、れたうるお

   り、ふ…と


   る。れ、…が ;tema f

   れ、

   る、…え?

   れ、


   花に。しろい ;contrapunctus e à 4

      なれな、猶も

    ふ。ふり。ふ

     うめつくすが、と。いい。しかも

   花に、名を

      いま、見蕩れ、…だ。え?

    ふりそそぎ、ふ

     埋め尽くしたいなら。なんの

   ささげ、ゆびさきに

      気には。見蕩れる

    ふ。る。ふ

     容赦もなく、それら花々は

   れるが、…え?


   ふ。ふる。ふ

   ふりそ、…ふ

   ふる。り

   り、ふ。そ、


   ふ。…ふ

    厖大。な、しろの

   り。り、ぎ、

    ただ、それら…った

   る。ふ

    しろ。ら、さま

   り、ふ、


   ふ。

   り。る、

   ふ。ええ、

   り、…と


   る。れ、 ;tema g

   れ、

   え?

   れ、


   い、…え?いま ;contrapunctus f à 4

      り。る、

    散乱。しろい

     …と、り

   綺羅め、

      ふ。ふ

    見あげればひたす

     る、ふ

   そ。なに?

      り、…と

    ら。な横溢が、しろら

     り。ふ

   ら。ら、


   綺羅


   ら、…そう。もしも傷ついて、涙さえこぼしてしまいそうになったな

ら。ら、あなたはわたしを思い出してみるがいい。…ね?もしも

わたしこそがあなたを踏みにじってしまったのでなけれ

ば。ら。

たら、

ば。

 ら、

  り、

   ら、


   綺羅   


   ふれるが、 ;tema h

   ふれ、

   ふる、…え?

   るれ?る。が


   いい。なに?いま

   ふるえかけ、

   て。それ。ら、なに?

   綺羅ら


   を、花と

   名づけよう、そ

   れら。ら、それ

   ら。しろい、…を。花と、


   を、花と

   ささげよう、そ

   れら。名を、…ね?

   ら。ゆびさきは


   ふれるが、

   ふれ、

   るれ、…え?

   ふれ?る。が


   いい。なに?いま

   綺羅め、

   て。それ。なに?

   ら。ふるり


   ふれるが、 ;fuga à 4

   ふれ、

   ふる、…え?

   るれ?る。が


   いい。なに?いま

    綺羅めきが

   ふるえかけ、

    ら。き、綺羅め、いま

   て。それ。なに?ら、

    …え?ら。ふるえ?

   綺羅ら


   を。花と

    いい。なに?い、

     ふれるが

   名づけよう、そ

    ふるえを。いま

     ふれ、る、れ、

   れら。ら、それ

    ら。な、綺羅

     …え?ふれ?え?が

   しろい、…を。花と、


   を。花と

      ふれるが、

    花と。ふるえを

     いい。なに?い、

   ささげよう、そ

      ふれ、る、れ、

    名づけよう、それら

     綺羅らを、いま

   れら。名を、…ね?

      え?ふれ?るれ?が

    それら。しろい、…を、

     れ。なに?微震

   ゆびさきは


   ふれるが、

      いい。なに?い、

    綺羅らを、花と

     ふるえ、は

   れ、

      綺羅らを、いま

    ささげよう、それら

     名づら、花と。れ、それら

   る、…え?

      れ。な、微震。に?

    名。ゆびさきは

     綺羅め、しろい

   れ?るれ。が


   いい。なに?いま

      ふるえ、る、え?

    るが。る、れ、

     綺羅らを花と

   め、綺羅

      名づられ、花と。それら

    れ、る、れ、

     ささげら、それら。れ、

   て。なに?それ…ら

      綺羅め、しろい

    …え?れ?え?が

     ふるえ。ゆびさきは

   ふ


   まばたきは

      を、花と。綺羅ら

    いい。なに?い、

     ふれるが

   かすかにだ。け、

      ささげら、れら

    ら。綺羅めいて。いま

     れ、る、ふれ、

   睫毛のわずかな

      るえ。ふ、ゆびさきは

    れ。な、それら。微震

     …え?れ?え?が

   ささいな周囲を


   微動さ、

      ええ。ふれるが

    そっ。まばたきは、そっ

     いい。なに?い、

   さ、せ。さ、

      れ、ふる、れ、

    と、かすかにだ。睫毛の

     ふるえか、て。かけ、

   もう。わたしたちは

      …え?ふれ?え?

    け、周囲を…だ。ささ、け。いな、

     それ。な、綺羅。に?

   返り見ないのだ


   ふれるが、

      いい。なに?い、

    させているの、微動。だ

     まばたきは、そっ

   ふれ、

      ふるえか、て。かけ、

    を。さ、でも

     かすかにだ、睫毛の。け、

   ふる、…え?

      それ。な、綺羅

    った。返り見ないのだね?もうわたしたちは

     周囲を。ささいな

   ふれ?れ?が


   いい。なに?いま

      まばたきは、そっと

    綺羅めきが

     いるのだ、させ。微動。った

   ふるえかけ、

      かすかにだ、睫毛の

    ら。き、綺羅め、い

     を。さええ、でも

   て。それなに?

      周囲を。ささ…や?いな

    え?る、え?え?

     返り見ないのだね?わたしたちはもう

   綺羅ら


   を。花と

      させていたのだ、微動

    いい。な、い、

     ふれるが、

   歩みを、あなたの

      を。さ、でも

    ふるえかけて。いま

     れる、る、れ、

   気づいた?わたしが

      返り見な、わたしたちはもう

    れ。それな、綺羅

     …え?ふれ?え?が

   あやぶんでいたの、を


   だって、踏んづけて

      ふれるが、

    る。え、を花と

     いい。なに?い、

   しま、い。散らして

      ふれ、る、れ、

    歩みを、あな

     綺羅め、いま。め、て

   踏みちら、

      …え?る。ふ、え?が

    な、あやぶんだのを

     それ。な、微震。に?

   してし。…ね?ま、


   ふれるが、

      いい。なに?い、

    踏んづけてしま、

     ふる花と、え。…を

   ふれ、

      綺羅め、いま。め、いて

    い。だって踏み散ら

     歩みを、あな

   る、…え?

      れな、そ。微震

    してし。ま、…ね?

     な、あやぶんだのを

   ふれ?る。が


   いい。なに?い

      ふるえを、花と

    るれるが、る

     踏んづけてしま、

   綺羅め、

      歩みを、あな

    れ、ふる、れ、

     い。だって踏み散ら

   て。それなに?

      な、あやぶんだのを

    …え?ふれ?る、が

     てしま、…ね?

   ふるえ


   猶も。わたしは

      まい。踏んづけてしま、

    いい。なに?い、

     ふれるが、

   け。ふきか、

      い。だって踏み散ら

    綺羅めきを、いま

     れ、る、れ。ふ

   かけ、…なに?息を

      してし。…ね?ま、

    それ、微震。なに?

     …え?ふれ?が、え?

   け、かけ。あくまでも


   やさしく。そっと

      ふ。が、

    猶も。わたしは

     いい。なに?い、

   と、決して。を、

      ふれ、る、れ、

    か。ふきか、息を。か、

     ふるえを、いま

   傷つけ、…を。ない

      え?ふる?え?ええ、

    け、あくまで

     それ。な、綺羅。ええ、

   に。ように、…ほら


   ふれるが、

      いい。なに?い、

    やさしく。そっ

     猶も。わたしは

   れ、

      ふるえを、いま

    と、傷つけないよう

     ふきか、息を。け、

   る、…え?

      な、それ。綺羅。なに?

    に。よう…ほら。に、

     け、か。あくまで

   ふれ?るが


   いい。なに?いま

      猶も。わたしは

    が、綺羅めきが

     やさしく。そっと

   ふるえか、

      ふき。息を、か

    ら。き、め。綺羅め、

     と。傷つけないよう

   て。それ。な

      け、か。あくまで

    …え?ふる、え?ええ、

     に。ように、ほら

   綺羅ら


   を。花と ;coda

    綺羅ら

   名づけよう、そ

    綺羅めきが

   れら。ら、それ

    ら。き、綺羅め

   しろい、…を。花と、.


   …え?ふる、え?え?


   を。れ、花

    ふるえ

   と。名づけよう、そ

    れるが、ふ

   れら。ら、それ

    える、る、れ、ふ

   しろい、…を。花と、


   …え?ふれ?え?が


   れ、花。が

    綺羅ら

   名づけよう、そ

    綺羅めきが

   れら。ら、れ

    ら。き、綺羅、い

   ろい、…を。し、花と、


   …え?ふる、え?え?

   る、が。れ、わたしは

    ふるれ

   いい。猶も、ふ

    え。るれ。が、

   り。れ、…え?り

    れ、る、れ、

   そそ、…え?


   …え?ふ?え?が


   え?れ、


   り








Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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