小説 op.5-02《シュニトケ、その色彩》中(三帖) …地の果てで、君と。【完全版】
小説 op.5-02《シュニトケ、その色彩》
中(三帖)
…地の果てで、君と。【完全版】
連作《シュニトケ、その色彩》の《中》の三帖、クライマックス部分の完全版です。
これ、なんかもう、ずっとアップしてたりしますが、基本的には今年の前半に書いたもの、です。半年もたつと、例えば日本自体も大雨だの震災だの猛暑だのなんだのあったようだし、僕自身もやっぱり変わっていくので、校正のために(…の、わりにゃミスが多い気がしないでもないが笑)読み直してみると、意外とおもしろかったりして(笑)。
好き嫌いはっきり分かれますが。
もっとも、個人的にちょっとやだなと想うのは、話者《私》の名前が作者名と同じ《Ma》になっていることで、ときどき、さすがにうへーっと、想ってしまいますが、これは、もともと、もっと短い短編だったはず…つまり、《シュニトケ、その色彩・上》だけで終るはずだったので、最初に、話者の名前なんか、適当に自分の名前を流用して済ませちゃったから、ということなのですが、こうなってくると、さすがにちょっと…と、個人的には想います(笑)。
意外に長いなと想って、文字数を見ると、本当に結構長かった、と。
今回は、外国人だらけの《右翼部隊》の武力蜂起、クーデター、そして国会議事堂占拠の顛末と、未来が見えるという不思議な少女の物語です。
次の《下》で、《上》の惨殺事件のそもそもの真相が描かれて、次に短いエピローグがあって、終わり。…です。
…第一部は。
まだ、何も書いていないのですが、その、未来が見える少女の《母親殺し》の物語と《私》と Trang チャン の物語、Thanh タン という少年のその後の物語で、第二部がかかれる予定、なのですが、どうなのでしょう?
一応、単純に言い切ってしまえば、第一部でばら撒かれた毒の、救済の物語、なのですが。
今、全然違うのを書いていたりもしますが…。
2018.07.20
Seno-Le Ma
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