小説 op.5-(intermezzo)《brown suger》…君に、無限の幸福を。【完全版】
小説《brown suger》の完全版です。
インテルメッツォ、と言いながら、結構長くなってしまった気もしないでもないですが、大体4万字。
そんなに長いと言うわけでもない。
舞台はベトナム、中部の町ダナン、最初の《その色彩》と、《シュニトケ、その色彩 上》に出てくる、Thanh タン という少年と、人種的にはフィリピン人で、日本生まれ日本育ちの《日本人》の少女の恋愛を描いたものです。
《僕が教えてあげる。この世界の美しさ、そのすべてを》
ベトナム、中部の町ダナン。
日本から来た、日本生まれのフィリピン人の少女と、行き場のないベトナム人少年の恋。
疾走する少年盗賊団の犯罪。
人種差別といじめの記憶。
崩壊した家庭に育った13歳の少女が見る、
凄惨で、それでもなお美しい世界。
極限状態の中で、少年と少女がたどり着いたのは?…
連作《シュニトケ、その色彩》インテルメッツオ
結構、辛辣な描写が多いかも知れません。
いずれにしてもこれは、少年と少女の恋物語、ではあります。
この連作小説、全体の見取り図を書くと、
・その色彩(序章)
・シュニトケ、その色彩 上
・盗賊(インテルメッツォ)
・シュニトケ、その色彩 中 一帖
・brown suger(インテルメッツォ)
・シュニトケ、その色彩 中 二帖
・龍声(インテルメッツォ)
・シュニトケ、その色彩 中 三帖
・シュニトケ、その色彩 下
・アルフレート・シュニトケ、その色彩
という構成になっています。
気に入っていただければ、嬉しいです。
2018.06.28 Seno-Le Ma
0コメント