ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -196 //花かんざしに、花/花かんざしの、花。それを/咬もうとし、口蓋//06





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





Ver.2.01.01

   微光。見て

   見なかったと同じ

   明晰な強度に

   微光。見て

すでに、ぼくたちはすでに、

   微光。猶も

      まなざし。その

    きみが、ふと

     捉えられない、そんな

   あまりにも

      鋭利を極めたまな、…その

    わたしを返り見るころには

     遥かな、あまりもの

   だから、思わず

      まなざしでさえも

    もう、すでに

     遠くには

   微光。見て

されていた。…なに?救済。とは

   なにもあとに残さなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

それはまさに

   なにもあとには

      すさまじい低速

    きみはむしろ

     疾走を。ぼくは

   去ったんだ

      もはや微動だにも

    凡庸なだけの

     加速を。ぼくは

   雨は。雨が

      なにもなかったか、の

    鈍足だから、ね?

     ひかりをさえも

   去っ

愛するということ。…きみを

   生きていてもいいですか?

    気づかなかった、と

   ここにいてもいいですか?

    しておいてやるよ。そんなふりでも

   恥辱。屈辱的に

    きみの存在にさえ

   呼吸をしてもい

だから、

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   生きていてもいいですか?


   微光。見て

      シカトしてやる

    見てよ。ね?

     消えて。もう

   見なかったと同じ

      見なかった

    おれは、ね?

     存在自体が

   明晰な強度に

      きみなどは。決して

    もう見えないから

     うざいから

   微光。見て


   なにもあとに残さなかったか、に

      しておいてや、…黙殺

    見てよ。ね?

     消えて。もう

   去ったんだ

      知らなかった

    おれは、ね?

     名残りさえもが

   雨は。雨が

      きみなどは

    もう見たくないから

     の、だ。穢ならしいの、

   去ったんだ


   生きていてもいいですか?

      してお、…ふみにじってやる

    見てよ。ね?

     消えて。もう

   ここにいてもいいですか?

      関係ねぇだろ

    おれは、最初から

     痕跡さえも

   恥辱。屈辱的に

      きみなどは。決し

    なにも見なかったとさえ

     消去してよ。お願い

   呼吸をし、…え?

.02

   微光。いっ。微光

   やめっ。え。もう

   お願い。え。もう

   微光。び。微光

すでに、ぼくたちはとっくに、

   微光。猶も

      おれが、さ

    死んじゃえよ

     走れ!さあ

   あまりにも

      いま、見てる、さ

    死んで

     ひかり射し、そして

   だから、思わず

      眼の前で

    死んじゃえよ

     かがやくほうへ!

   微光。見

見出していた。…なに?救済。とは

   なにもためらいも感じなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

それはまさに

   なにもためらいは

      死んじゃえよ

    追いついてみろよ

     憎しみなんかない

   去ったんだ

      死んで。死ん

    おれは速度

     そんなに、ぼくは

   雨は。雨が

      死んじゃえよ。死ん

    おれは加速

     暇じゃないから、…ね?

   去ったん

愛されるということ。…きみに

   かゆいんだ。むしろ

    ただ世界は、ただ

   はがゆいんだ。とても

    ぼくに破壊されかつ蹂躙されるというそれだけのために

   そこ。やや突飛な

    え?存在したという事実。その

   のけぞっ…。わ

だから、

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   のけぞった。わたしは


   微光。いっ。微光

      世界は、ただ

    もう、雪も、ね?

     なんですか?なに?

   やめっ。え。もう

      ぼくに破壊されかつ

    つめたさも、なにも

     わたしが見ている、この。いま

   お願い。え。もう

      蹂躙されかつ

    なにも、もう

     え?この世界とは

   微光。び。微光


   なにもためらいも感じなかったか、に

      世界は、ただ。ただ、

    おれは、ただ

     なんですか?もう、な

   去ったんだ

      一種の失笑をしか。ぼくに

    眼を。だから

     いま、わたしがいま、ささや

   雨は。雨が

      あたえなかった

    見ひらいてみた

     この世界とは。この

   去ったんだ


   かゆいんだ。むしろ

      憐れまないで。ぼくは

    もう、雪も、ね?

     なんですか?…な

   はがゆいんだ。とても

      いちども、きみをなど

    つめたさも、なにも

     いま、わたしが知っている、いま、

   そこ。やや突飛な

      愛さなかったと思っていさせて

    なにも、もう

     この世界とは、ほら

   のけぞっ…。わ

.03

   微光。び。微光

   やめて。自分を

   傷つけないで

   微光。び。微光

すでに、ぼくたちは、…ね、いつから?

   微光。猶も

      歓喜とともに

    破壊衝動。ってか

     葉裏で慎重な毛虫が

   あまりにも

      走り去るがいい

    やや鬱はいって

     ひかりをそっと

   だから、思わず

      厳粛な速度で

    じゃかんナイーブ

     すすろうとしたものだから

   微光。見て

愛しはじめたのは、…ほら、きみを。ただきみを

   しかも記憶を残さなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去っ

それはまさに

   なにも記憶すら

      むしずがはしるぜ

    知っているんだ。もう

     きみは、だれ?

   去ったんだ

      むしろ野蛮な

    ぼくになし得ることなどないと

     ぼくに、ふいうちの

   雨は。雨が

      むしずの失踪

    破壊衝動。ってか

     愛を。ささやきかけその愛

   去っ

赦しあうということ。…きみと

   ぶって。打って

    あ。あかうあ。あ

   殴って。壊して

    あけひろげ、口を

   だいなしにして

    あ。あうかあ。あ

   生きているこ、

だから、

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   生まれたことを後悔させて


   微光。び。微光

      ぼくは加熱し加速するのだった

    見てよ。ね?

     だれ?そこで人知れず

   やめて。自分を

      きみはぼくを。きみは

    おれの、ね?

     鼻を、じぶんの

   傷つけないで

      見なかっただろう

    身代わりだから

     舐めていたやつ

   微光。び。微光


   しかも記憶を残さなかったか、に

      ぼくは加熱し加速する、のだ

    涙をこらえて

     やめて。そこで

   去ったんだ

      きみはそれでもぼくを

    きみだけはそこに

     ケツなんか。じぶんのケツなんか

   雨は。雨が

      知らなかっただろう

    おれを見つめよ

     しゃぶらないで。カス

   去ったんだ


   ぶって。打って

      ぼくは加熱し加速する、の、だが。

    見てよ。ね?

     だれ?そこで

   殴って。壊して

      きみはぼくに…なに?

    おれの、ね?

     振り返れ。じぶんの鼻毛を

   だいなしにして

      一瞬のわずかな注意をさえ、も

    もう、ほら

     弄んでいたやつ…だれ?

   生きているこ、…ん?

.04

   微光。び。微光

   び。び、ぃいっ

   微光。び。微光

   び。び、ぃいっ

すでに、ぼくたちはいまこの時に、

   微光。猶も

      掻き毟らないで

    おれから眼を、さ

     大股開きの

   あまりにも

      お花を。わたしの

    逸らさぬがいいぜ

     ケツそのやや上方に

   だから、思わず

      毟り盗らないで

    おれから鼻を、さ

     月虹。灼熱の

   微光。見て

見出していた。…なに?ほんとの自分。ほら

   なにも可能性を感られなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったん

それはまさに

   なにも可能性さえ

      愛とやさしさで

    ひかり、だぜ。おれは

     傷みが、頭部

   去ったんだ

      きみをやさしく

    死んで

     唐突な毛孔に

   雨は。雨が

      照らしてあげられたら

    ひかり、だぜ。まじで

     痛みは吹き飛んでしまう

   去っ

確認しあう、ということ。…愛。そして幸福を

   咬みちぎり、指

    狂ってねぇよタコ

   咀嚼する。冷酷な

    お前クソじゃん

   なに?冷酷な

    狂ってねぇよカス

   落ちてくる。きみに

だから、

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   なに?冷酷な、…きみに


   微光。び。微光

      ぶち殺されてぇの?

    もう、雪も、ね?

     ささやかに、さっと

   び。び、ぃいっ

      ひざまづいて

    ゆびさきも、なにも

     迅速な息を、わたしは

   微光。び。微光

      しかもえづいて

    なにも、もう。なにも

     ひそめながらに

   び。び、ぃいっ


   なにも可能性を感られなかったか、に

      生まれたの自体羞じなんじゃね?

    おれは、ただ

     おもむろに

   去ったんだ

      やばいよ。お前。やば、

    眼を。だから

     わたしは、息を

   雨は。雨が

      決定的完全無価値

    見ひらいてみた

     あたたかに。やさしげに

   去ったんだ


   咬みちぎり、指

      汚点じゃん?お前

    もう、雪も、ね?

     ささやきに

   咀嚼する。冷酷な

      汚物でしょ?むしろ

    つまさきも、なにも

     耳を。わたしは

   なに?冷酷な

      まじ、壊れて勝手に

    もう。なにも、もう

     覆うのだっ

   落ちてくる。き

.05

   微光。び。微光

   降り、せりあがり

   さわぎ、ゆがみあい

   微光。び。微

すでに、すでに、すでに、

   微光。猶も

      ほら、ぼくらをも

    ねぇ、もう泣きふしたくなるほどに

     クソ塗りたくれ

   あまりにも

      ふくめて世界は

    うつくしい、と

     クソ喰らえ

   だから、思わず

      完璧だった。いま

    そんなひと。きみは

     クソで窒息

   微光。見

救済されていた。…ぼくたちは、救済。もう

   お願い死んで。うぜぇから死んで

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったん

たしかに、まさに

   お願い。消えて

      から、…さ

    ぼくは傷み

     いとしさと、そして

   去ったんだ

      ぶっ壊してやる

    世界の美その現実に気づいた、の、だから

     せつなさもが

   雨は。雨が

      わかる?タコ

    傷み。ぼくは

     高純度かつすさまじい加速のなかに

   去っ

あした、わたしは多分じぶんで頸を刎ねて死ぬ。…もっとも、その日まで生きていたなら

   舐めて。…いて

    ぼくは傷み

   つっこんで

    出血のない

   いじりつづけて

    ぼくは傷

   いじめつづけて

だから、

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   いじって。いじめて


   微光。び。微光

      ふみにじらないで

    きみにさえ

     あ。やべっ

   降り、せりあ、あ、

      雪。足元の雪を

    眼。そらされたら、もう

     涎れ。…ってか

   さわぎ、ゆがみあい

      そのあいまいな雪崩れ。背後の

    抱きしめてほしい

     ぼくは傷み

   微光。び。微


   お願い死んで。うぜぇから死んで

      ふみにじらないで

    だれにも、なにも

     お願い手をさしのべて!おれに

   去っ

      雪を。繊細な雪を

    見られなく、ほら

     涎れ。…っていうか

   雨は。雨が

      背後に、突然の雪崩れ

    だれにもなにもなにものにも

     傷み、だ。ぼくは

   去ったん


   舐めて。…いて

      ふみにじらないで

    抱きしめてほしい

     あ。クソっ

   つっこんで

      雪。き、まっしろい雪を

    眼。そらされたら、もう

     涎れ。…ってか

   いじりつづけて

      雪崩れた。背後に

    きみにさえ

     ぼくは傷み

   いじめつ

.06

   微光。見て

      耳を覆うよ。もう

    雪舞い散る。ほ

     すぐさまに、きみは

   や。も。めて。もう、も

      きみの惨状に

    ほら、ほ、雪ら、ら

     忘れたんだろ?

   も、めて。もう。や。て

      泣き叫べばいい

    さらさらって、さ。さ

     すぐさま、すでに

   微光。見

もうなにも、あえてなにもささ。ささ。ささやかないでい、…て。

   び、び、び

      眼を覆うよ。もう

    雪舞い散る。ほ

     おれを求めた

   いっ。いっ

      きみの嘲笑に

    ほら、ら、雪ら、ほ

     その朝の、あの

   いっ。いっ

      失笑すればいい

    さらさって、さ。さ

     朝の夢さえも

   び、び、び








Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

0コメント

  • 1000 / 1000