アラン・ダグラス・D、裸婦 ...for Allan Douglas Davidson;流波 rūpa -47 //沙羅。だから/その唐突な/あなたの目覚めに/ふれていたのだ//13
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
謂く、
知らない。なぜ?
あなたを、ただ
あなただけを、なぜ?
知らない。いまだ
知らない。なぜ?
あなたが、ただ
あなただけが、なぜ?
知らない。いまだ
謂く、
あなたを、ただ
ふれて
なぜ?あなたは
見つめて
あなただけが、なぜ?
なぜ?
あなたは、しかも
なぜ?
あなただけを、なぜ?
ふれて
なぜ?あなたは
見つめて
あなたが、ただ息を吐き、わたしはやがて見る。その手のひら。ランの。投げ出され、シーツにほのわずかな窪みをつくったそれ。ななめに、ななめのひかりのなかに、肌の色彩はやわらかにうしなわれて、白濁。しかも複雑な翳り。散乱。かろうじてじぶんの色彩を、細部にいや濃くする。もはや完全な脱力。ひらかれて、そこにさわられたままだった皮。棘のある赤い皮。やわらかな棘の、透き通るしろいライチの、ちいさな黒い種をも手のひらは、そっと載せたまま、気づきさえ。彼女じしんは気づきさえも、
蘭。胡蝶蘭。蘭
翳る
…ラン。うとましいほどに、
蘭。春蘭。蘭
花々はときに
うつくしく妖艶だった
蘭。蘭。春蘭熳
かたむき
ラン。あざやかな、
蘭。寒蘭。蘭
翳り
…ラン。忘れていた。まだ、そこ。そこにいたことに。裸のからだをさらしたままリビングに出たわたしに、…秘密です、と。ソファに座っていたイェンは、須臾の驚きにたちどまったわたしにそう云った。そして、笑った。ひとりだけ。知らなかった。わたしは、なんの返すべき言葉をも、だから消えた。ひとりだけ。シャワー・ルームに。汗をながしてかえってきたとき、あいまいな間諜イェンだけが立ち去っていた。謂く、
窓のそとに
葉と葉ゞ
葉ゞと葉
窓のそとに
窓のそとに
さらら
は。は。は
らるら
葉と葉ゞ
ら、ら
はば。ば。は
る、ら
葉ゞと葉
ららら
は。は。は
ひらら
窓のそとに
窓のそとに
葉ゞと葉
葉と葉ゞ
窓のそとに
謂く、
雨ですか?
ええ。燃えるようで
燃えるような
だから雨です
雨ですか?
ええ。殴られたようで
殴られるような
だから雨です
謂く、
雨ですか?
さわぐろうか?
いま、風
干からびた
雨です
月にも波は
葉がゆれました
月にも雪は
雨ですね?
乾ききった
いま、風
ふるだろうか?
雨です沙羅。褐色の肌。おしつけられてしまえばわたしのまなざしは、沙羅と沙羅みずからが落とした翳りに、だから褐色のあざやかさはすべてうしなわれた。ゆびさきがそっと、わたしの頭をおさえつけて、ラン。やさしいラン。あのランのように?
いつの?そのラン。仏間、おおいかぶさって
ど。ど。どぉ
なぞるように
体内のひびきを
どしゃぶりらっさ
な。なぞ。ぞ。な
聞き取るわたしに、彼女が
ど。ど。どぉ
いたわるように
そうしたように、
どじゃぶりるっさ
たわ。わ。り。よ
ラン。それとはすこしちがう力かげん。そして髪の毛ののこした触感。ラン。やさしいラン。いとおしいラン。彼女をはじめて抱いたとき、ランがびしょ濡れだったのはなぜか。その頬が。目もと、そして頬だけが。はげしい雨の、しかも熱を放った豪雨にそこだけ打たれたかのように。したたるほどに。無慚なまでに。汗をあらいながして帰ってきたわたしにその須臾、鮮烈な失語をのみあたえて、だからそのランはそこに、わたしをだけ捨て置いて行ってしまう。「結構…ていうか、かなり」と、「本気」それは、「なに?その」声。それは、「ぼくは、…」そこにただ、色彩も匂わせず
ざわつく
淘汰セヨ
「なに?結構と本気とのあいだにあるらしい、お前的なちがいって」ふるえるばかりで、「なに?」声。その
葉。葉ゞ
大日本ハ下等血統ヲ
声。ことばもなく、だからそのサイゴン。日射し。窓のこちらにもしだいに強烈さをのみいやましてゆく輝き。ただ間接的な名残り。すてばちなあかるさのなかに、ラン。嗚咽の声などなかった。涙だけだった。涙だけの慟哭。痙攣。肉体。発作がおさまるのを、わたしは「本気にしてないでしょ?」
「…べつに」
だまれ
スベラギニ依ル独裁的恒久的平和
「だれも、ようするに、だれも、さ」
「本気にしてないわけでもない」ゆらめくばかりで、声。その
ざわつく
自壊ト玉砕ヘノ意志トハ
声。ひとり待ちながら、待ちわび?
葉。葉ゞ
生ノヒトツノ
さがしていた。声のない慟哭のランに、せめてかたりかけるべきことば。なに?いま、くちびる。喉。ささやくべきことば。その声。あふれ出る涙。端に腰かけたわたしのかたわら、そこ、すぐちかくに存在。涙。発熱。咬む、温度。存在。ながれ、ながすもの。まなざしをいま、あきらかに崩壊させていた発熱。その温度。存在。すこし身をかがめ、すこしその手をのばせば、もうすこしだけでふれて仕舞う「ほしい。…の、は、」
「妄想でしょ?しょせん、自分勝手な、…おまえ、さ」
だまれ
屠殺セヨ。スベテ下等野蛮ナル
「うつくしさ」
「なん歳?」ときにすこしだけかすれさえも、声。
その声。かたりかけるべき言葉もなく、アー、ユー、オッケー?と。それだけときに頭の中にだけこだまして、まるでわたしは加害者のようだと、…たしかに。想いながらもわたしは、たしかに。そこに泣く女がいた。なぜ泣くのか意味もつげられずに、
ぼくの悲嘆は
ささやいて
泣く女がいた。レンブラントと
キュビズム状に
ね?ね?
アングルのあいだに
かたむきのある
教えて。そして
唐突に
バーバリズムです
ささやいて
ピカソのあれを置かれたように?泣く女。痛みをのみ鮮烈に咬み、わたしは「ない?…死にたいって、ふと」
「あせってんだよ。十九歳…なんの必要もないのに」
ざわつく
スベラギ中心主義トハ、寧ロ
「思ったこと、いちども」
「おまえは、勝手に」あまい、ただ、ひたすらにただあまい、声。その
葉。葉ゞ
不可能性ヘノ愛デアリ
声。加害者だ、と。その声が、耳のうらのとおくのほう。かすれることなく至近に、「…革命」聞く。その、清雪の声を。張りがある。2015年の冬。たしか十二月。たぶん、雨の日。その雨の中に、ときにわたしたちが利用したカカオ・トーク、そこからいつからだったか鞍替えしたLineの通話機能。せめてもの、そこにいる清雪のいぶきを聞いた。「って、ぼくが呼んだわけじゃない」
「見たぜ。…Twitter」
「やるの?雅雪さん、あれ」
だまれ
レイテ島ニ於キ
「やらない。興味ないから。アカウントだけあるけど、」
「店のひとたちはやってるんじゃない?」
ざわつく
沖縄ニ於キ
「だから。よけい、やりたく」
「やればいいのに」
葉。葉ゞ
握リ飯ニ
「フォローしろって?拡散してよって?…言いたいこと、そもそもなにもないから」
「噓」そしてただ屈託のない、いつもの清雪の笑い声。しかも
だまれ
手ハ爛レタカ否カ
みじかく、いちどだけ。「それは、噓だよ」
「なんで?」
ざわつく
ソノ手ハ腹ヲ
「だって、おもわない?雅雪さんでもだれでも、たとえば雅雪さんのこころから、だから、いっちゃえば人格の、…なに?魂から?」
「なにそれ?」
葉。葉ゞ
裂イタカ否カ
「言葉なんて出てくるんじゃない?放っといても、…いまどき、たぶん、特にいま、もう容赦なく、いっぱいに言葉、生きて息すいこめば大量にぶちこまれちゃうから。いつも飽和状態で、いつもなにか聞いてて、いつもなにか言ってて、だから、なんかことば、吐かされちゃう。…あれ、自分の意志で饒舌なんじゃないよ。お尻の孔から言葉まみれの空気いれられて、ほとんど強制されてるだけ。で、気付けば言葉まきちらしちゃうの…違う?」
「めずらしいじゃん」
「なに?」
「お前が肛門なんか、たとえに持ってくると思わなかった」わたしの笑う声が散らした息のみだれを、清雪はそこに
葉。ゞ
屠殺セヨ
聞いていた。
「だれに教わったの?…正則さん?」
ざわつく
永田町ノ
「お前のアカウント?」
「だって、ぜんぜん名義が、」
羽。羽ゞ
全売国奴ヲ
「敦子のほう…正則も知ってるの?」
「そっちのほうか。…眞皇國復興集団?」
ざわつく
屠殺セヨ
「…だっけ?英語じゃなかった?」
「ネオ・ルネッサンス?…海外向け」
波。波ゞ
既得権益メディアノ
「どっちも日本語じゃなかった?本文、いかつい…あれ、正則にも」
「いちおうは、」
ざわつく
全売国奴ヲ
「バレてるの?」
「海外発信もかんがえないとさ…島国根性はだめ。基本、ダメ」
刃。刃ゞ
屠殺セヨ
「とり乱してたよ。」
「敦子ママ?…相談、そっちにも行ったんだ」
ざわつく
血統的全売国奴ヲ
「たぶん、そのうち人殺すぜ。おまえのせいで。あいつ、意味もなくとり乱して、さ」
「いつもそう。僕がなにかはじめると」
歯。歯ゞ
屠殺セヨ
「やめたほうがいい」云って、わたしは、そして、ふいに清雪は沈黙する。その沈黙に、おもわず同じく言葉の喪失に落ち込んでしまう。わたしも。だから、かすかに聞こえていた清雪の息づかいに、わたしはひとり彼の生存を確認していた。
「本気だよ」
「鎖国しろ、と?…大和民族は一族総皇族だと?国内の異民族ぶちころせと?米軍基地に火を放てと?いまさらの天皇親政復興と?」
「結構、…本気。でも」
「まともじゃない」
「だれも本気にしな、…なんで?」
「お前じしんが信じてないからだよ。実は、そんなもの。…かぶれてただけ。しかも、なかば意図的にかぶれて、かぶれた自分、よろこんで、…あくまでも本気じゃないんだよ」
「それ、…」
「なに?」
「敦子さんの入れ知恵でしょ?」わたしは笑った。ある意味、事実そうだったから。敦子をなだめるため、彼女におなじことを云った。それがどこまで自分の意見であるのか、自信はなかった。敦子が望んでいるにちがいない言葉を、吐かされているだけにちがいない、そんな他人事の気配に、わたしはそのときにもすでに鼻じらんでいた。ただ、
恥じらう
桜花ノ色トハ
清雪に云った時に、
花々。けなげに
粛清ノ血ノ
たしかにそれは
恥じらう
色ト知レ
わたしのまごころの言葉と言えた。その実感しか、そこになかったから。「あくまで、本気。ぼくは」
「妄想にすぎないって知ってあえてたわむれて見せてるときほど、それを完全に本気だと錯覚して仕舞う」
「三島由紀夫みたいに?」
「知ってるの?三島事件」
「右翼の忌み嫌う三島。文学者もかつてあざ笑い、いま、いまさら文学が死んだあとでこそ反動的なお莫迦たちに神格化されたりする。基本、無害無毒な優等生だからね。あのひと。…あんなのじゃないよ」
「なら、なに?」
「精神」と、ふいに、そこに清雪はひとりだけわれに返ったような、そんな、だから気の抜けた、しかも冴えたいぶきをさらした。「精神に、ぼくはうつくしさの、その所在を規定したい」
「どういう意味?…お前のいま云う、その精神って」
「意識ていうもの。それはどうしてもそこにある。たとえばそれは日当たりのいい窓に射しこんだ日射しに照り輝いた壁の光澤みたいなものなのかもしれない」
「なに?」
「光りはどこから来て、そもそもなにもので、どこへ行き、行かざるを得ないのか考える。すると、かがやく明るい清潔な部屋の中で、光はまさにそこから、光る壁から来て、光る壁が生み、壁に生まれたもので、光る壁に撒き散らされてどこかへ向かっていくのものだと知る」
「どこの莫迦が?」
「光るあかるい壁に関しては、ね?ぼくらはそれを外からみてるから。でも、意識のばあい、僕らは結局、光る壁そのものを網膜にして光る部屋を見ているしかないので、いともたやすく意識された意識の光り自体に光りの実体を知って仕舞う…そこに、精神という言葉が神がかって生じる。もはや、この世界の存立の根拠でかつその限界としてさえ、精神を」
「お前はいま自分で、それを錯誤だと言ってるわけでしょう?」
「言ってます。たしかに。ただ、その錯誤って、美しいと思わない?人間だけが見出すでしょ?言葉を話し、真理とは何かと問いを立てるという錯誤の中に、あらゆるものを見て見渡す錯誤した視界。それはもう、どうしようもなく人間たちに固有の狂気だから。…想わない?人間ってかならずしもうつくしくはないよ」
「お前の飽くまで個人的な感想でしょ?」
「そう?雅雪さんもそう思ってたはず。すくなくとも、」
「勝手に仲間にしないで」
「道玄坂。いつか、駅まで送ってくれたっときに、通りすがりに白いワンピース着た黒人さん、見たじゃない。やたら綺麗な…ダンサーかなんかだったのかな?渋谷なんかじゃめずらしいじゃない…ね?あのとき、笑ったでしょ?見ろよって。美学的に、いまここにいるだれよりも際立ってうつくしくあるべき生き物が、…想わない?」と、その
イマ、日本人トハ
赫奕ト死ネ
口真似。
今ハ無キジュンケツヘノ
迷ウコトナク、タダ苛酷ニ
いかにも
追悼デアル
赫奕ト死ネ
あざけるわたしが使いそうな、その「みぐるしい。あまりにもみじめで」
「そう?そんなこと」
「あまりにも貧しくないかって。人間なんて、」
「云ったっけ?そんな、」
「ジャップなんかもう、たんに下賤だぜって」
わたしは声を立てて笑っていた。かならずしもそんな記憶もないままに。清雪の口真似が、わたしにあざやかな
日本人ハスベテ、死滅シタ
自己破壊コソガ
そんなわたしの形象といぶきを、
日本国ハスベテ、消滅シタ
倫理的カツ美学的
きざさせたから。
「滅ぼしたい?」
「人間を?…なぜ?」
「だって、単純に軽蔑してるじゃない?人間という種族を。そして、だれよりも自分がまさに人間に他ならあに事の意識をさえ持ちながら」
「人類殲滅計画?…興味ない。」
「滅ぼしちゃえば?」
「勝手にしなよ。おまえがひとりで」
「滅びればいい。人間に固有の、人間だけに認知され得る、だから人間だけに可能な仕方で、あなた自身を滅ぼせばいい。そうすればそのときに」
「お前は、…なぜ、お前」
「人類は完全に亡びる。一気に」
「自虐的になってるの?いま、おまえ」
「あなたに。確実に、その」
「…なに、考えてる?」
「うつくしさとともに」そして、わたしが清雪にかけるべく探しいていた言葉、せめて彼を傷つけないように慎重に選ぼうとした言葉が見つけ出されない前に、そこに清雪はややななめに視線をずらしたあとで、「ごめん。切る」つぶやき、「女、来たから」その通話を
壊滅の、夢
美。美トトモニ
せつないくらい
終わらせた。ちょうど
夢を見たんだ
トモニノミアレ
うつくしく
一週間前だった。
倒壊の、夢
大日本人ヨ。ソノ
いとしいくらい
いたたまれないほどに清雪、
夢を見たんだ
末裔ドモヨ
いたましく
その、美大進学のために
殲滅の、夢
苛烈。苛烈トトモニ
なげかわしいまでの
敦子のもとを離れた
夢を見たんだ
トモニノミアレ
歓喜のう
ひとりぐらしの清雪。彼が、意味不明なアカウントに右翼活動をしているという情報を案じて、案じ、案じやまない敦子の焦燥。そのいくえもの焦燥を咬んで咬みつかれた敦子の口早の相談。Twitterのアカウント、ネオ・ルネッサンスという、その、教えられたページを見た時に、わたしは思わず笑った。わずか数年のみじかい反抗期にさえ典雅でこそあった清雪には、およそ似つかわしくない熱気。一人噎せ返った右翼言辞の連続。理解しがたいクーデター計画の青図面。…ばかばかしさ。そして、容赦のない不似合い、故の?不穏。わたしのくちびるは、自虐的なせせら笑い以外になにをも想いつけない。謂く、
じょうずに笑む
少年が笑う
笑み、じょうずに
声がたつ
泣きながら
無理して笑った
その眉が
眉が、ほら
謂く、
じょうずに笑む
雪が
ね?…なに?
しあわせで、さ
少年が笑う
降った。だから
つけてよ。あなたが
なに?…な、
笑み、じょうずに
雪が
なに?…ね?
ただ、しあ
声がたち
みごとに笑む
少年が笑う
笑み、みごとに
声がたつ
笑いながら
唐突に泣き出した
その眉が
眉が、いま
謂く、
みごとに笑む
雪が
ね?…なに?
きれいで、さ
少年が笑う
しろく。だから
名前。ん。んなっ
なに?…な、
笑み、みごとに
雪が
なに?…ね?
ただ、きら
声がたち
あからさま笑む
少年が笑う
笑み、あからさまに
声がたつ
泣きながら
せめても笑った
その眉が
眉が、やや
謂く、
あからさま笑む
雪が
ね?…こいつ?
やさしくて、さ
少年が笑う
如月に。だから
つけてよ。あなたが
なに?…な、
笑み、あからさまに
雪が
こいつに?…ね?
ただ、やっ
声がたち
無防備に笑む
少年が笑う
笑み、無防備に
声がたつ
笑いながら
発狂が泣かせた
その眉が
眉が、…見て
謂く、
無防備に笑む
雪が
ね?…なに?
けがれがないよ
少年が笑う
きよらかに。だから
きれいな、ん。ぃなっ
雪は、わたしたちの
笑み、無防備に
雪が
なに?…ね?
けがれがな
声がたち
あざやかに笑む
少年が笑う
笑み、あざやかに
声がたち
その死もきっと
あざやかだろう
たぶんそうだろう
嗅いだ。不穏を
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