ジュリアン・O、浸蝕。そして青の浸蝕 ...for Julian Onderdonk /a;...for oedipus rex #127



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

   そう、 ;contrapunctus à 4

      なんて、なんという

    で、しょう?…ねぇ、

     去ったん

   まばた…あ


うつくしい日々だろう?なんて、なんと ;recitativo


   ええ。あざやかなくらいに

      かわいらしさだろう?

    あくまでも、…なんっ。いまだ

     立ち去ったんだ

   はずかしいくら…なんていう!いに

      きみの、この

    涙の、そう。温度を

     ったん、あれら。だっ

   ここちよい日だから

      ぶざまさは。ねぇ!

    知らないま…なんっ。まだ

     そう、だから苛酷な日々は

   なっ。わたしたちに


うつくしい日々だろう?なんて、なんと ;recitativo


   と、失語

    きょうの、この

     もう

   言いかけたことばを

    網膜は、うるおうその

   ささやき逃して

    きょうも、ここに

     すでに

   と、なんっ。ふいの


うつくしい日々だろう?なんて、なんと ;recitativo


   あざやかなくらいに

      たくっ。ばたくささは、きみの。ねぇ!

    知り得ないままだ

     わたしは、なんっ。…ええ、なんども

   はずかしいくらいに

      きみの、この

    なんという!微動?…懊悩の、を

     深呼吸をさえ

   なっ。ここちよい直射が

      かわいらしす…なんっ。ぎで

    あくまでも、いまだ

     無防備にかさねて

   そう。わたしたちに


うつくしい日々だろう?なんて、なんと ;recitativo


   まばたきをさせたね?

      なんっ、なんという

    で、しょう?…ねぇ、

     無造作に、そう

   そう、


   そう!


   犠牲にする ;antiphona

    そうでしょう?

   のだ、…し

    ここに、そう。ね?

   たのだ。わたしは

    ね?そう!いまや

   きみをも。やや


   あけすけな

    やや?ただ

   よろこびの感情

    こっ、赤裸々なこの

   あかるすぎた

    独善的かつ利己的感情。わたしの

   陽光。窓越しの


   歓喜の、あるいは

    きみは、やがて

   その瞬間を

    もてあますかな?

   獲得するために

    ためいきまじりに

   供犠を。いま


   おさないわがままを

    きみという、わたしへの

   そうでしょう?

    ささげもの。そう

   どうでしょう

    見棄ててほしいよ

   そうで、そうなんでしょう


   ののしっ…ん?

    しょう、か?ここに

   なじってほしいよ。ごめん

    ね?わたしたちが

   赦せない。唐突に

    信頼しあっ

   存在が、わたしの


   あっていられているって謂う、

    わたしには。まぶたが

   ね?こんなありふれた

    ひらかれたまま

   日常は、ね?ときに

    重みに噎せ返り

   奇蹟にも思え


   そう。犠牲にする

    そうでしょう?

   のだ、…し

    ここに、そう。ね?

   たのだ。わたしは

    ね?そう!いまや

   きみをも。やや


   奇蹟はすでに

    やや?ただ

   実現さ、もう。されつづけていて

    あけすけにこの

   ええ。あかるすぎた

    独善的かつ利己的感情。わたしの

   窓のちかくで


   救済の、あるいは

    見つめあ、そして。あっ

   と、謂うあくまで自己満足を

    キスを?きみは

   獲得するために

    たくらんでいるの?

   供犠を。もう、いまや


   ここに、ええ

    好き放題の

   ん?


なんて、

   ええ

うつくしい日々だろう?なんっ。なんっ ;recitativo


   ん?


   綺羅ら。もう ;canon à 4

   微風にさえ

   綺羅ら。やがて

   もてあそぶかの


   あ

    綺羅ら。もう

   あ!微細な

    微風にさえ

   ね?ここは

    綺羅ら。それらの

   あかるくなくては


   あっ


   ええ。わたしたちは、そう

    占領しあった

     綺羅ら。もう

   どうしようもなく

    空間に、この

     微風にさえ

   微動する

    肌を。赤裸々な

     綺羅らの無数の

   風たちにさえも


   おっ…


   あかるいのだから

      綺羅ら。もう

    わたしたちは、もう

     綺羅ら。ざわめきにさえ

   あ。…ええ、

      微風にさえ

    どうしようもなく

     らっ、きみは。…と

   わたしたちに

      ら。綺羅…ら

    微動していた。とめどなく

     そっと、わたしも

   ね?


   ん?


   ね?

      ららっ。わたしたちは

    綺羅めきさえもが

     ほほ笑みかけて

   ね?

      やすらいでゆく

    散乱。あかるく

     ほほ笑むまえに

   ね?

      あたたかな息吹きら。これ

    おはようとささやき

     ほほ笑みかえして

   ね?


   ららっ


   綺羅ら。もう

      ら、

    ね?

     わたしたちは、もう

   微風にさえ

      らっ

    ね?

     なんでも、もう

   綺羅ら。やがて

      らんっ。ら、

    ね?いまや

     だよ、…ね?

   飲み込んでゆくかの


   あ

      ちかくに、もっと

    綺羅ら。もう

     どう?

   あ!敏感な

      ね?

    微風にさえ

     どう?

   ね?ここは

      ね?

    綺羅ら。それら

     いまや

   清潔でなくては


   あっ


   わたしたちは、もう

      ふれあっていよう…なんぜだ!よ

    はじきあっていた

     綺羅ら。もう

   あられもなく

      清潔な、これら

    空間に、この

     微風にさえ

   微動する

      交錯。まなざしの

    無防備な肌を

     綺羅ら。ほら、限りない

   風たちにさえも


   おっ…


   清潔なのだか

      綺羅ら。…らっ、もう

    わたしたちは、そう

     らっ。綺羅、ゆらめきにさ…らっ。え

   あ。…ええ、

      微風にすら

    あられもなく

     らっ、きみは。…と

   わたしたちに

      らっ。綺羅…らっ

    微動してい、造作なく。たっ

     そっと、わたしも

   ね?


   んっ


   ね?

      ららっ。わたしたちは

    綺羅めきさえもが

     ささやきかけて

   ね?

      解き放たれてゆく

    滞留。清潔に

     ささやくまえに

   ね?

      あたたかな息吹きら。これ

    お元気?…と、つぶや

     ささやきかえして

   ね?


   いいかな?


   綺羅ら。もう

      ら、

    ね?

     わたしたちは、もう

   微風にさえ

      ららっ

    ね?

     なんっ。…もう

   綺羅ら。やがて

      らんっ。ら、

    ね?いまだ

     だよ、…ね?

   つつみこむかの


   あ

      親密に、もっと

    綺羅ら。もう

     どう?

   あ!敏捷な

      ね?

    微風にさえ

     どう?

   ね?ここは

      ね?

    綺羅ら。それらの

     いまだ

   すこやかでなくては


   だよね?


   わたしたちは、もう

      そう。ふれあっ!あっ!てい、…あっ

    横溢。そんな

     綺羅ら。もう

   恥ずか…そう、しげもなく

      すこや…え?か、なこれら

    空間に、どこ?この

     微風にさえ

   微動する

      なっ。まなざしの溶融

    肌を、素直すぎた

     綺羅ら。ら、厖大な

   風たちにすらも


   おっ…


   すこやかなのだか

      綺羅。もう…らっ

    わたしたちは、らっ

     ららっ。綺羅、と。その旋回にさえ

   あ。…ええ、

      微風にさ…突然の。え

    恥ずかしげもなく

     らっ、きみは。…と

   わたしたちに

      ら、…ら、…ら、

    微動していた。ためらいもなく

     そっ…ほら。と、わたしも

   ね?


   ね?


   ね?

      ららっ。わたしたちは

    綺羅めきすら、らっ。もが

     まばたきかけて

   ね?

      いやされて仕舞っ

    らららっ。飛散。すこやかに

     まばたくまえに

   ね?

      ええ、あたたかな息吹きら。これ

    やあ、と…らっ。ほほ笑み

     まばたきかえして

   ね?


   そう


   まっ。わたしたちはいまや

      ら、

    いい日だね、と

     やっ。笑みを、ほほ

   なんでもできるね?

      ら、綺羅めき

    きょうも、ね?

     そう、笑みを。もういちど

   永遠に、…もう

      ら。ら、

    と。…ね?

     えっ。うかべようとしたこの

   どう?












Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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