散文、幻想詩とフーガ;...for oedipus rex #112



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

ささやきあうのだろうね?いつか、われわれは。やがて陥没してゆく恒星の下に。 ;recitativo


   その、愛しあうふたり ;contrapunctus fantasia à 4

      発作的に。…いつも

    ふたりは、わかたれて

     え?

   ふたりは。かさなりあっ。あっ。あっ!た、まま

      晴れていればいい、われわれに

    ふれられあっ

   かさねあっ、

      空は。昏み、

    ふたりは。ふれあっ…ええ。た、まま

     怒りを以て、きみは

   ふたりは、わかちあっ

    その、または愛しあいはしなかったふたり

     なぶることさ…わたしを。え、も

   わかちあっ

    ふた…た。りは。かさなりあったまま

     可能であっ、あっ、…ん?た。そう

   ゆびさきは、あ。もはや

      われわれのまばたきを放置して

    その、え?愛しあうふたり

     わたしに、いっ。慰撫されることさえも

   あっ、…なに?あなたを

    ふたりは。かさなりあったまま

     可能であ、…なぜ?焦燥とともに

   なっ、わたしを

    かさねあっ、

   感じ得はし…なにも


   な、

    どうすればいい?

   なっ

    絞めてほしい?

   な、

    頸を。…どう?

   なに?

    どう?…頸を

   な、

    絞めてほしい?

   なっ

    どうすればいい?

   な、


   感じ得はし…なにも

    かさねあっ、

   あっ、わたしを

     可能であっ、…なんっ。茫然のうちに

    ふたりは。かさなりあったまま

   あっ、…なに?あなたを

     わたしを、おっ。破壊することさえも

    その、え?愛しあうふたり

      われわれのまばたきを放置して

   ゆびさきは、あ。もはや

     可能であっ、あっ、…ん?た。そう

    ふた…た。りは。かさなりあったまま

   わかちあっ

     すがりつくことさ…わたしを。え、も

    その、または愛しあいはしなかったふたり

   ふたりは、わかちあっ

     悲しみを以て、きみは

    ふたりは。ふれあっ…ええ。た、まま

      空は。昏み、

   かさねあっ、

    ふれられあっ

      晴れていればいい、われわれに

   ふたりは。かさなりあっ。あっ。あっ!た、まま

    ふたりは、わかたれて

      発作的に。…いつも

   その、愛しあうふたり


恒星の下に、やがて陥没してゆくわれわれは、いつか。ささやきあ、…そう。ふれあうのだろうね? ;recitativo


   そう、 ;antiphona

    …ね?ささやかれた声は

   どう?

    聞き取られねばならないんだから、

   どう?

    ささやきは、かならず

   どう?


   叫ばされたかにも

    どう?

   ほのめかしたのだ

    陥穽ではないか?

   肉片に

    ひたいを。それは

   肉片に


   どちらでもあったものの

    肉片に

   どちらでもないものの

    詩人はもはや裁断された

   あるいはその

    だから、ささやきを

   またはかの女の


   もてあそばれながら

    見よ。かれの

   しゃぶられながら

    どう?

   舌に

    どう?

   舌に


   どう?

    舌に

   陥没ではないか?

    詩人はやや辛辣な

   口蓋を。それは

    だから、ゆびを

   どちらでもあったものの


   喰いちぎられながら

    どちらでもないものの

   咬みつかれながら

    あるいはその

   歯に、そう

    またはかの女の

   歯に


   見よ。かれの

    歯に

   どう?

    詩人はやや自分勝手な

   どう?

    だから、両腕を

   どう?


   ささやきかけていたのだった

    孔ぐらではないか?

   なやまさせながらも

    虹彩を。それは

   鬱に、そう

    どちらでもあったものの

   鬱に


   どちらでもないものの

    鬱に

   あるいはその

    詩人はやや執拗な

   またはかの女の

    だから、双頭を

   見よ。かれの


   ささやきを、声は ;canon à 4

     ここに、…らっ。その

    ふりそそぎなが

       あきらかなかぎり

   顎の正面に

     顔が、あっ。ふと

    ひかりはかたむき

       猶も。…ええ、虹彩を

   だからななめに

     顔が、たっ。みぎの

    知られた。まなざしに

       見て。わたしは

   ひだり向きに


   いっ


   ふりかかりなが

     ん?しずかに

    ここに、その

      たっ、

   ひかりはかたむき

     浸透してゆくかの、そんっ…ひそかな

    顔が、あっ。ふと

      たっ

   見られた。まなざしに

     腐食であっ…ええ

    顔が、たっ。みぎの

      たっ

   まなざしを知り


   ひだりを向き、そこ

    腐食。もう、

   ここに、その

    糜爛した、と。…と、でも?

   顔が、あっ。ふと

    腐食。そう

   顔が、たっ。みぎの


   腐食。もう、 ;contrapunctus à 4

   顔が!その

   ええ、…え?

   顔が!


燃え上がるにまかせた。かれ、またはかの女あるいはそのどちらにも完璧に分別され得はしなかったそれ、すなわち稀れに見る双頭の詩人はじぶんの声をのどの奧にやがて逆流させてしまいながらも、…そう、

   わたしにすべてを

かつて

   きみの。…どう?

熱狂した女たちに引き裂かれた妻殺しの

   ささげるが、

詩人は、

   いっ

と。やがてほほ笑みのうちにささやくだろう、

   いっ

      そう。だから

と。だから、その

   雨が、まだ

      あっ。ほほ笑みながら

翼ある、獅子の

   いっ

      見つめあってよう

蛇尾のけものは

   降らないうちに

      よっ。われわれだけは

ほほ笑み、


   絶滅してい…ええ。たっ  ;contrapunctus à 4

   われわれはすべて

   絶叫している。もはや

   絶句している。または


   いまも。われわれは

     咬み絞めたのだね?

    と、絶句している。または

      せめぎあう吐息をも

   え?ふりそそぐのだ。…が、

     口蓋に、その

    絶叫している。もはや

      花々に、らっ。これら

   燃えあがりながら

     突風を。きみは

    絶滅していた。われわれは

      ささげよ。いたたまれず

   花々は、いまも


   絶滅していた

     咲いた花。だから

    花は、…た。ええ

      ゆびが。曲がっ、わたしの

   われわれはすべて

     なじっ…じった、かにも

    燃えあがりながら

      なにが?…ええ

   絶叫している。もはや

     なじられたかに、そう

    花々は、まっ。いまも

      焼け爛れはじめて仕舞ったではないか!

   絶句している。または


   いまも。われわれは

   ふりそそぐのだ。…が、

   燃えあがりながら

   花々は、いまも


知っ、…どう?すべての質問はいつも、かならず完璧に答えられなければならないのだから

 え?

ね? ;recitativo













Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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