アラン・ダグラス・D、裸婦 ...for Allan Douglas Davidson;流波 rūpa -31 //まだ知らない/あなたも、まだ/沙羅。だからその/空。あの色を//10





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





   なにも知らない

   あなたは、まだ

   沙羅。そこにもう

   わなないたものをも


   まだ知らない

   あなたは、まだ

   沙羅。そこにもう

   ゆらめいたものをも


   まだ知らない

   あなたは、まだ

   沙羅。だからもう

   綺羅めいていたものさえも

燃ウェた。咬ムィ、そっトゥホ咬ムゥ。陀から。謂く、

   沙羅、まだ知らない

      狂った沙羅は

    きみの死を

     眠るのだった。眠り

   わなないたものをも

      あけたまま。目を

    願うこころも

     ひらいたまま。見ひら

   ゆらめいたものをも

      失神するから

    きみの滅びを

     虹彩。沙羅は

   綺羅めいていたものさえ

えうつっていた。だから、爪を、そっトゥホ咬む。咬み、歯が燃ヴェた。燃え。謂く、

   沙羅。そっと

   そのまどろみに

   盗み見るように

   わたしは、そっと


   見ていた。沙羅を

   虹彩を、その

   色違いの瞳孔

   そっと、沙羅

燃えた。咬ムィ、そっと咬ムゥ。だ蚊ら。謂く、

   盗み見るように

      生きています

    なに?な

     網膜の綺羅に

   わたしは、そっと

      わたしは、たしかに

    いいよ。いま

     しかも、わたしは

   見ていた。沙羅を

      まなざしのそとで

    ささやいていても

     ゆがみ、白濁

   虹彩を、そこに

に、そっと、押す。押し、爪が燃えタ。燃えうつってイた。だかラ、爪を、ソっと咬む。咬み、謂く、

   沙羅を。その

   まどろみのままに

   うごかす。かすかに

   沙羅。そっと


   沙羅は、瞼を

   虹彩を、そこに

   にごらせたままに

   沙羅。そっと


   みぎは空。それ

   凄惨な青。それ

   沙羅。そのいろ

   みぎは空

燃えた。咬み、そっと咬む。だカら。謂く、

   みぎは空。それ

      まだ?

    わたしはふと

     ゆびがまがったよ

   凄惨な青。それ

      わたしたちの

    あなたが笑った夢

     きみの

   だからブルー

      最後のときは

    見たことにした

     くすりゆびだけ、もう

   綺羅めくブルー

ら、爪ウォ、そっトゥホ咬ブ。咬ビ、歯が燃ヴェた。燃えヴつってヴィた。ドゥァ蚊ら、爪に、そっ。謂く、

   なにも見ない

   なにも映さない

   瞳孔を、ただ

   伸縮を見せた


   ひだりは琥珀。それ

   引き攣り、それ

   沙羅。そのいろ

   ひだりは樹液

燃えた。咬み、スォっと咬む。だから。謂く、

   ひだりは琥珀。それ

      まだ?

    わたしはふと

     爪がわれる

   引き攣り、それ

      わたしたちの

    じぶんが笑った夢を

     きみのだけ

   見えてる?まだ

      消滅のときは

    見た気が

     われかけて

   見てるの?まだ

つっていた。だから、爪を、ソット咬ム。咬ミ、歯ガ燃えた。燃えうつっていた。だかラ、爪に、スォっトゥホ、押す。押スィ、爪が燃えた。燃えうつっ。謂く、

   笑っても昏い

   あざけるように

   無慈悲を、ただ

   綺羅めきに見せ


   見せていただけ。みぎは

   澄んだ青

   綺羅めきを、ただ

   青の宝石を

燃ウェた。咬み、そっと咬む。だから。謂く、

   見せていただけ。みぎは

      誰もが、あなたに

    染まった。あなたは

     つぶしてあげようか?

   澄んだブルーを

      沙羅。見るのだろう

    白濁。肌は

     もう、沙羅

   綺羅めき、ただ

      ただ破綻をだけ

    撒き散らされた

     目覚めなくてすむように

   冴えきった青を

ウィた。だから、爪を、そっと咬む。咬ミ、歯が燃え多。燃えうつってイ多。だから、爪に、そっと、押す。押し、爪が燃え。謂く、

   見ていただけ。ひだりは

   網膜の景色を

   知性など、沙羅

   なにもないいろを

燃えた。咬み、そっと咬む。陀から。謂く、

   見ていただけ。ひだりは

      誰もが、あなたに

    白濁。あなたは

     くり抜いたげよっか?

   ただ、風景を

      沙羅。見るのだろう

    しろい帯び

     もう、沙羅

   知性など、なにも

      悲惨をだけ

    ゆらがせた

     見出さなくてすむように

   なにもないいろを

っと咬ムゥ。咬ムィ、歯が燃ウェた。燃ヴェうつっていた。だ蚊羅、爪に、ソっと、押ス。押スィ、爪が燃ヴェた。燃ウェうつってイた。ダか。謂く、

   知らない。しかも

   なにも、双渺は

   まだ、だからその

   綺羅めいたものらをも


   まどろみに、すこし

   ひらかれていただけ

   瞼は、そこに

   わずかにだけ

燃ゑ多。咬ムィ、そっと咬ムゥ。だから。謂く、

   知らない。しかも

      死んで。いま

    なに?な

     まなざしのそとで

   なにも、双渺は

      だれよりも、なによりも

    いいよ。いま

     しかも、わたしは

   まだ、だからその

      無慚に

    まばたいていても

     ゆがみ、白濁

   綺羅めいたものらをも

た。燃えウつってゐ多。陀から、爪ヲ、そっとト咬ム。咬ムィ、歯が燃ヴェた。燃ウェう。謂く、

   知らない。しかも

   双渺は、まだ

   沙羅。そこにもう

   ゆらめいたものらをも


   まどろみに、かすかに

   ふるえ、ゆれただけ

   睫毛は、そこに

   やわらかにだけ

燃えタ。咬ミ、ソット咬ム。ダから。謂く、

   知らない。しかも

      死んで。いま

    なに?な

     まなざしのそとで

   双渺は、まだ

      だれよりも、なによりも

    いいよ。いま

     しかも、わたしは

   沙羅。そこにもう

      凄惨に

    過呼吸していても

     ゆがみ、白濁

   ゆらめいたものらをも

咬ヴ。咬ヴィ、歯グァ燃エタ。燃エウツっていタ。ダから、爪に、ソっトゥオ、押スゥ。押。謂く、

   知らない。しかも

   双渺は、まだ

   沙羅。すでにもう

   わなないたものらをも


   まどろみに、わずかに

   うつされていただけ

   わたしは、眸に

   あなたに、沙羅に

燃えた。咬み、そっと咬ム。陀から。謂く、

   目覚めかけの目に

      すう。すい

    見ないで

     孔のように

   うつされていただけ

      すいこみ

    ほら、その

     ひ。眸はひっ

   わたしは、眸に

      のみこみ

    昏い孔

     ひらかれ

   わずかに、沙羅に

えた。燃えうつってイタ。だか羅、爪を、ソっと咬ムゥ。咬ムィ、歯グァ燃ヴェた。燃ヴェヴつっトゥェい多。陀蚊ラ、爪に、そっと、押す。押し、爪グァ。謂く、

   なにもさらされず

   猶も知られず

   なにも、沙羅

   猶も、わたしは

燃エタ。咬ミ、そっト咬ム。ダカ羅。謂く、

   なにもさらされず

      すう。すうっと

    見ないで

     孔のように

   なにも知られず

      すいこみ

    ほら、その

     瞳孔は

   なにも、沙羅

      すすりこみ

    綺羅散らす孔

     しぼられた

   猶も、しかも


   いまも、猶も

     しぼっ

    綺羅散らす孔

      すすりこめ

   なにも、沙羅

     瞳孔は

    ほら、その

      すいこみまくり

   なんら知られず

     孔のよんにゃ

    見ないで

      す。す。ずごっと

   なにもさらされず

燃えた。燃えうつっていた。陀かラ。謂く、

   いまも、猶も

   なにも、沙羅

   なんら知られず

   なにもさらされず

ヌィ、ヅァから、燃ツェうツってツィた。歯ツァ燃えた。咬ツィ、そっと咬ツゥ。爪を、陀カラ、燃エウツってツィた。爪ツァ燃ツェた。押ツィ、押ツゥ。ツォっ。謂く、

   わずかに、沙羅に

     ひらかれた

    昏い孔

      のみこみ

   わたしは、眸に

     虹彩は

    ほら、その

      すいこみ

   うつっていただけ

     孔のように

    見ないで

      すう。すい

   目覚めかけの目に

燃えた。燃えヴつっていた。ヴァから。謂く、

   わずかに、沙羅に

   わたしは、眸に

   うつっていただけ

   目覚めかけの目に

し、押ズ。ゾっと、爪ヂィ、だヅァら、燃えヅヅっヅェいた。歯ヅァ燃えヅァ。咬ヅィ、そっヅォ咬ヅゥ。爪を、ヅァかヅァ、燃えうつってい。謂く、

   空の虹彩に

   琥珀の眸に

   なにを?褐色の

   沙羅。なにを?


   肌に日射しが

   もはや明るく

   髪に光澤が

   ゆらいでながれる

まな。まな。そレらとめドもなクたダ、死者たチを、恥辱デシカナイ、ぼくたチノまな。いツでも、とろ。謂く、

   肌に日射しが

      まるでいっ

    はっ、と

     ひそかに

   もはや明るみ

      息を、吹き

    おもわず

     気づかないから

   髪に光澤が

      吹きかけたように

    はっ、と

     あえて、ぼくも

   ゆらいでながれ

ざシ。ぼくたちのまな。まナざしは、死者たチを、それラトめどモナくたダ、と呂け、とロかシてゆく死かなイ陥没を、イ。謂く、

   沙羅。双渺に

   綺羅と翳り

   なにを?褐色の

   沙羅。なにを?


   海に日射しが

   綺羅めきを散らす

   空に青みが

   濃くなってゆく

か死てゆく詩蚊ない翳りヲ、ト呂け、それ羅とめドもなクたダ、死。謂く、

   海に日射しが

      せめて、ただ

    え?え?え?

     ひそかに

   綺羅めきを散らし

      やさしく、せめて

    あざやか、か、すぎて

     気づかないから

   空に青みが

      傷み。すでに

    噓みたく

     あえて、ぼくも

   濃くなってゆき


   ふかまってゆき

     あえて、みんなも

    噓みたく

      喉さえ傷い

   空に青みが

     気づかないから

    鮮明、め、め、め

      かなしいだけ

   綺羅らにさらされ

     ひそかに

    え?目?え?

      やめて、もう

   海に日射しが

つデモ、ぼくたチノまな。恥辱で死蚊那い、死者たチヲ、それ羅斗めどもな久ただ、まな。ぼ久たチノまな。い。謂く、

   綺羅らきらきら

   沙羅、いま

   綺羅ら

   沙羅。綺羅ら


   空の虹彩に

   琥珀の虹彩に

   なにを?褐色の

   沙羅。なにを?


   ななめに日射しが

   綺羅をもながす

   翳りのゆれが

   色彩をあばく

者たチヲ、まなザしは、ぼくたちのマな。マなざし。いつでもマなザシは、ぼくたチノまな。まな。そ。謂く

   ななめに日射しが

      まるでいっ

    はっ、と

     轟音のなかに

   綺羅をもながし

      息を、吹き

    おもわず

     落ちただろう

   翳りのゆれが

      吹きか

    はっ、と

     鳥が

   色彩をあばき

つでもまなザしは、まなザし。ぼくたちのまな。まなザしは、死者たチを、それラトめドもなクタだ、とろけ、とろかしテユくしかなシ翳りを、謂く、

   沙羅。双渺に

   綺羅と翳り

   なにを?褐色の

   沙羅。なにを?


   かたむく睫毛が

   綺羅を傷める

   虹彩の色が

   目覚めを告げる

れら斗めドもなクたダ、死者たツィを、恥辱でスィかない、ぼくたちヌォまな。いズゥでも、とルォかスィてヴュくスィかヌァ。謂く、

   かたむく睫毛が

      聞いた。いま

    え?え?え?

     うつくしいんだ

   綺羅を傷め

      叫び声を

    絶句。は?おもわず

     いいんだよ。きみは

   虹彩のいろが

      わたしは

    ぜっ。噓みたく

     きれいなんだよ

   目覚めを告げて


   目覚めを知らせて

     すてきなんだよ

    ぜっ。噓みたく

      ひとり

   虹彩のいろが

     いっ。きみは

    絶句。く、くるしくて

      叫び声を

   綺羅らを傷め

     うつくしいんだ

    え?は?え?

      聞いていた

   かたむく睫毛が

のまな。まなズァツィは、死者たツィを、それらツォめヅォもなツゥたヅァ、とろけ、とろかシてゆくシかなヒ翳ルィを、いズゥでも、ぼ。謂く、

   綺羅らきらきら

   沙羅、いま

   綺羅ら

   沙羅。光りら


   射しこみ、綺羅ら

   だから、翳りら

   這わせ、沙羅

   まどろみのなかに

のまな。まなざしは、死者たちを、それらとめどもなくただ、とろけ、とろかしてゆくしかない陥没を、いつでも、ぼくたちのまな。恥辱でしかない、死者たちを、それらとめどもなくただ、まな。ぼくたちのまな。いつでもまなしは、まなざし。ぼくたちのまな。まなざしは、死者たちを、それらとめどもなくただ、とろけ、とろかしてゆくしかない翳りを、いつでも、ぼくたちの

   まだ知らない

      わたしの見ない

    ずっと、もう

     いとしいと

   あなたは、なにも

      そこでさえも

    そのままでいいよ

     素直に思い

   沙羅。だからその

      ずっと

    目覚めなくて

     そう想えたら

   綺羅めいたものらを


   ゆらめいたものらを

     なぜ?

    正気づか

      ずっと

   わなないたものらを

     爪が傷い

    そのままでいいよ

      滅びのあとにも

   あなたは、なにも

     なぜ?

    ずっと、もう

      まなざしの

   まだ知らなくも

のまな。いつでも、とろかしてゆくしかない翳りを、とろけ、それらとめどもなくただ、死者たちを、まなざしは、ぼくたちのまな。まなざし。いつでもまなしは、ぼくたちのまな。まな。それらとめどもなくただ、死者たちを、恥辱でしかない、ぼくたちのまな。いつでも、とろかしてゆくしかない翳りを、とろけ、それらとめどもなくただ、死者たちを、まなざしは、ぼくたちの、謂く、

   沙羅。その

   まどろみに

   沙羅。その

   海。まどごしに


   空。そのななめうえに

   沙羅。その

   まなざしに

   沙羅。その


   朝に、綺羅。綺羅を

   沙羅。知らない

   あなたは、いまも

   沙羅。眼をそらし

永遠ノ。陥没しつヅケタ。猶モ。ひろがリツヅけタ。腐臭が。ひら。謂く、

   朝に、綺羅。綺羅を

    血が!

   沙羅。知らない

    血。血管に

   あなたは、いまも

    ほら

   沙羅。眼をそらし

腐臭が。猶も。永遠の。謂く、

   朝に、綺羅。綺羅を

   沙羅。知らない

   あなたは、いまも

   沙羅。ゆらめきを

ん?くさかった?ん?謂く、

   沙羅。わななきを

   あなたは、いまも

   沙羅。知らない

   朝に、その眼を

永遠の。猶も。腐臭が。謂く、

   見ひらきながらも

    ほら

   あなたは、いまも

    血。血管に

   沙羅。知らない

    血が!

   朝に、くちびるを

しつズけた。猶ムォ。ひろがりつズゥけた。腐臭グァ。ひらかれつズゥクェた。孔に。ひ。謂く、

   見ひらきながらも

   あなたは、いまも

   沙羅。知らない

   朝に、くちびるを

孔に。腐臭が。猶も。永遠の。謂く、

   ふるわせかけても

   まばたきかけても

   笑みかけることも

   ささやくことも


   口づけることも

   あなたは、いまも

   沙羅。知らない

   沙羅、猶も

も。ひろグァりつヅゥけた。腐臭が。ひらかれつヅゥけた。孔に。ひらきつヅゥけた。孔に。ひろがりつ豆ゥけた。腐臭が。陥没しツゥ。謂く、

   笑みかけることも

      まるで息

    まだ知らない

     叫ばないで

   まばたくことも

      息を、ふっ

    あなたは、なにも

     ささやかないで

   あなたは、いまも

      吹きかけたように

    沙羅。知らない

     息もしないで

   沙羅、猶も

ひらかれつづけた。孔に。腐臭が。猶も。永遠の。謂く、

   綺羅。光り。ひかり

   光りはじめて綺羅

   光り。ひかりはなち

   綺羅。光る海に

も。ひろがりつズゥけた。腐臭が。ひらかルェつづけた。孔に。ひらクィつづけた。孔に。ひろグァ。謂く、

   綺羅。光り。ひかり

      まるでいっ

    傷みさえも

     ふるえないで

   光りはじめて綺羅

      いっ、吹き

    もう、ただ

     おののかないで

   光り。ひかりはなち

      吹きか

    傷みさえ

     存在もしないで

   綺羅。光る海に

ひろがりつづけた。ひらかれつづけた。孔に。腐臭が。猶も。永遠の。謂く、

   綺羅。光り。ひかり

   光りはじめて綺羅

   光り。ひかりはなち

   綺羅。光る空に

れつづクェた。孔に。ひろがりつづクェた。腐臭が。陥没しつづクェ。謂く、

   綺羅。光り。ひかり

      まるでいっ

    せつなくて

     壊れないで

   光りはじめて綺羅

      息を、吹き

    もう、ただ

     砕かないで

   光り。ひかりはなち

      吹きか

    傷いほど

     なにもしないで

   綺羅。光る空に

陥没しつヅゥクェた。ひろがりつづケた。ひらかれツツゥクェた。孔に。腐臭が。猶ムォ。永遠の。謂く、

   綺羅。光り。ひかり

   海と空、いま

   綺羅めきを知り

   綺羅らぎつづけた

づけた。腐臭が。ひらかれつづけた。孔に。ひらきつづけた。孔に。ひろがりつづけた。腐臭が。陥没し謂く、

   綺羅。光り。ひかり

      まっ

    かなしいくらい

     うごかないで

   海と空、いま

      いっ、吹き

    もう、ただ

     滅びないで

   綺羅めきを知り

      吹きか

    涙さえ

     死にもしないで

   綺羅らぎつづけて

永遠の。陥没しつづけた。猶も。ひろがりつづけた。腐臭が。ひらかれつづけた。孔に。ひらきつづけた。孔に。ひろがりつづけた。腐臭が。陥没しつづけた。猶も。永遠の。謂く、

   かがやきつづけて

     とめどもなく

    嗚咽さえ

      吹きか

   綺羅めきを知り

     のけぞらないで

    もう、たまらず

      息を、ふっ

   海と空、いま

     へしおれないで

    燃えるくらいに

      まるで息

   綺羅。光り。ひかり

陥没しつづけた。ひろがりつづけた。永遠の。猶も。腐臭が。孔に。つづけた。ひらかれつづけた。ひろがりつづけた。陥没し。謂く、

   かがやきつづけて

   綺羅めきを知り

   海と空、いま

   綺羅。光り。ひかり


   綺羅。光る空に

     ここにいないで

    傷いんだ

      吹きか

   光り。ひかりはなち

     どこにもいないで

    もう、ただ

      息を、吹き

   光りはじめて綺羅

     吐かないで

    傷み赤裸々

      まるでいっ

   かがやき、光り。ひかり

陥没しつづけた。ひろがりつづけた。永遠の。猶も。腐臭が。孔に。つづけた。ひらかれつづけた。ひろがり。謂く、

   綺羅。光る空に

   光り。ひかりはなち

   光りはじめて綺羅

   かがやき、光り。ひかり

りつづけた。孔に。ひずぁくぃつづけた。孔に。ひらくぁれつずぅけた。腐臭が。ふぃ。謂く、

   綺羅。光る海に

     喰い散らさないで

    傷みさえ

      吹きか

   光り。ひかりはなち

     ひらかないで

    ただせつなすぎて

      いっ、いふっ

   光りはじめて、綺羅

     すすらないで

    はりさけそうに

      まるでいっ

   ゆらめき、光り。ひかり

陥没しつづくぇた。ひろがりつづくぇた。永遠ノ。猶モ。腐臭が。孔ぬぃ。つヅくぇた。ヒらくぁレ。謂く、

   綺羅。光る海に

   光り。ひかりはなち

   光りはじめて綺羅

   ゆらめき、光り。ひかり

に。ひらきつづけた。孔に。ひらかルェつづけトゥア。腐臭グァ。ひろグァルィつづけた。猶も。陥没し津豆け多。永。謂く、

   沙羅、しかもそこに

      ほら、波が

    沙羅。知らない

     笑みを

   あなたは、いまも

      轟音のなかに

    あなたは、なにも

     きみに。その

   まばたくことも

      落ちてゆく

    まだ知らない

     まどろみに

   笑みかけることも

がりつづけた。孔に。ひらきツづけた。孔に。ひらかれつづけた。腐臭が。ひろがりつづけた。猶も。陥没シつづ。謂く、

   沙羅、猶もそこに

   沙羅。知らない

   あなたは、いまも

   まだ知らないから









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

0コメント

  • 1000 / 1000